各事業所の取組157メンタルヘルスケア対策身体障害のある社員、精神障害のある社員、いずれについても社内システムを介した情報管理業務のリモート化を図った。 在宅勤務時、当該社員とはチャット形式での業務報告を行うようにしている。体調面についての情報収集や相談についても、始業・終業の連絡時に行っている。体調面の不安が大きい場合は電話による相談を受け、体調不良とならないよう業務を調整している。〇その他障害特性等に応じた取組・聴覚過敏の社員については、ノイズキャンセリングサウンドを聞くことを認め、集中して仕事できるようにした。・通勤ラッシュで疲労を感じやすい社員や、服薬の関係で朝が苦手な社員には、本人の希望に沿った時差出勤を可としている。・それぞれの仕事の締め切りについてはなるべく余裕を持った日時を設定し、心理的負担とならないように配慮している。・車いすを使用する社員のために、引き出しがないタイプの机を用意した。バリアフリー化された建物に事業所はあるが、ビル管理会社に相談してトイレの外扉を撤去するなど、更に便利な環境を準備した。・高層ビルの上層階にオフィスがあるため、万一の際には即時退避行動ができるように、車いす使用の社員は事業所の出入口最寄りに座席を配置している。ビル全体の避難訓練においては、周囲の社員がサポートして災害発生時のルールに従って対応できるよう、当該社員が安心して仕事に従事できるように配慮した。
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