各事業所の取組164■ 改善前の状況・身体障害のある社員、精神障害のある社員、障害のない社員が同じ職場で勤務しているが、障害のある社員は疾病や障害によって不調時の対処方法が異なることから社員間で戸惑いの声が挙がっていた。【不調時の対処方法の例】不調時には休憩回数や休憩時間を増やす、短時間勤務とする 等・精神障害のある社員は外見ではどんな配慮が必要か分からず、他の社員と同じ指導方法では思うように習熟が進まないとの相談が業務指導担当者からあった。■ 改善策「障がい理解ミーティング」の設定・同僚に、自身の障害について説明し、必要な配慮事項や不調時の対処法、周囲の社員にしてもらいたいことなどを自らの言葉で発信する機会「障がい理解ミーティング」を設定することとした。・ミーティングは職場ごとに行い、①新入社員が配属されたとき、②異動等で新たな社員が配属されたときに雇用形態を問わず実施する。【実施の流れ】①同意が得られた社員のみを参加対象とし、説明を行う社員に対してミーティングの目的や注意事項を事前に説明する。<目的>職場の仲間にお互いのことを伝え合う機会を持つことで相互理解が進み、お互いに補いあいながら働くことで各自の持つ力をさらに発揮すること。<注意事項(一部)>・障害の自己開示にはメリットもあればデメリットもある。伝えすぎて傷ついたり体調を崩したりしない範囲で自己開示すること。・就労支援機関の支援を受けている場合は、可能であれば支援者障害のある労働者が相互理解を深め、安心して働けるようにするためのミーティングの実施NTTクラルティ株式会社すべての障害
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