ケースブック
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各事業所の取組165メンタルヘルスケア対策に連絡をして、内容のチェックやアドバイスをもらえるとよい。・記入に際して疑問や迷いなどが生じたときは定着支援担当に相談すること。②説明を行う社員があらかじめ当日伝えたい内容をシートに整理し、事前に上長に提出する。上長と社員でシートを確認しながら、自身の障害状況などをどの程度開示するか検討を行う。③上長から定着支援担当にシートが提出され、説明を行う社員と定着支援担当で改めて記入事項を確認し、推敲する。④「障がいの相互理解ミーティング」を実施する。ミーティングは、概ね4~8人程度のグループで行い、定着支援担当が進行を行う。■ 改善後の効果・不調時の対処方法に個人差があること、対処方法が必要な理由について理解が深まり、社員間の戸惑いの声が減少した。・職場の社員の顔ぶれが変わるタイミングでミーティングを行うため、新たに配属された社員を自然にフォローできる体制づくりにつながっている。・ミーティングを通して、個々の特性を理解することができ、社員の指導方法を見直すことができた。(例)「口頭説明を覚えることが苦手」な社員に対しては、事前に文字による説明を加えることで業務内容を理解しやすく改善。

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