各事業所の取組170健康診断における手話通訳者の活用株式会社キトー聴覚障害■ 改善前の状況 社員対象の健康診断の際、保健師(社内)や医療関係者(医師など)と聴覚障害のある社員とのコミュニケーションでは筆談ボードやUDトークなどを利用していたが、細かなことまで伝わっているか、問診する側も受診する側も不安があった。手話ができる同僚もいるが、健康診断はプライベートな情報を扱うため、同僚に手話通訳を担当させることは困難であった。■ 改善策 健康診断時には外部機関(山梨県立聴覚障害者情報センター)に手話通訳の派遣を依頼した。■ 改善後の効果 専門性と守秘義務を有する手話通訳者が関わることで、受診時のコミュニケーションがスムーズになされるとともに、受診者も安心できた。また、保健師などの負担も減らすことができた。
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