ケースブック
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各事業所の取組17■ 改善後の効果 障がいのある社員の声を反映しながら研修などの内容に盛り込んで実施できたことや、社長などからの安全健康面に関する講話が半期に1回行われるため、障がいのある社員にとっては、安全健康面の意識向上の効果が上がっている。また、活き活きとした職場づくりや働くための力などについて、入社時から継続的な研修を実施することにより、「安全健康に働く」という意識づけや環境整備につながっている。 なお、他県の各営業所でも同様の取組があるが、月1回の各営業所の支援担当者との打合せ(オンライン含む)において、支援担当者による取組の状況や課題を共有しており、企業として障がいのある社員への支援力向上などの相乗効果にもつながっている。■ 担当者の声Yさん(活き活き推進担当) 「弊社では、労働安全健康や活き活きとした職場づくりについて、様々な研修・教育を取り入れています。入社時から継続的に研修を実施することで、定期的な振り返りができ、安全や健康についての意識を共有することに役立っていると思います。また、時には外部講師による研修も実施することで、新鮮な気づきや学びが得られる機会も多いと感じています。 他にも、社員と経営幹部が直接意見交換できる『職場懇談会』や営業所の垣根を越えて検討や相談できる『ケース検討会』など、会社全体で考え議論する場があることで、それぞれの意識の向上や相互理解、認識の共有につながっていると感じています。特に、『職場懇談会』では、以前は会社への希望が非常に多く挙げられていましたが、回を重ねることで会社として対応が必要なこと、個々に考え対応していく必要があることなどの認識を共有し、今ではとても建設的な意見交換ができています。 今後もすべての社員が安全・健康に活き活きと仕事ができるような環境づくりを行っていきたいと思います。」

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