各事業所の取組41ティーチング・リフレーミング等を身につけることができるようになるための研修を行った。 さらに、研修で習得したスキルの活用を促進するため、「サポートスキル活用事例報告書」(資料⑤)を義務化した。■ 改善後の効果1 セルフケア研修の実施・自らセルフケアに取り組むことで、適応的思考(より現実的でバランスの取れた考え方)を取り入れる社員が多くなり、メンタルヘルス不調者も減少傾向になった。・社員同士の関係が円滑になり、時々発生していた社員同士の“いざこざ”がほぼ無くなった。他者のことを理解していくことで、自身のこころの健康増進にもつながっている。・グループリーダーが年間の研修スケジュールを立てていくようにしているが、職場の中で社員が身につけた方がよいことを挙げながらスケジュールを考えることで、自身だけではなく、社員の心の健康も考えていくといった経験を積むことができるようになった。2 アクティブラーニングの導入・日頃交流のない社員と幅広くコミュニケーションをとることで、皆で協力し合いながら意見をまとめる力を身につけることができるようになった。・他者との相互理解が進み、対人関係がより円滑になることで、メンタルヘルス不調のある社員のメンタル面の課題も軽減され、健康増進につながった。・参加者の真剣さが増し、より多くの学びを生み出すことで、自身の課題の理解と次の目標を見つけることができるようになった。・知的障害のある社員は、精神障害のある社員を手本として意見交換ができるようになるなど著しい成長が見られた。・研修における自身の発表や意見交換を楽しみにしている社員も増えてきた。3 支援員のスキルアップ 支援員のスキルアップにより、社員にとって以下のような効果が表れて
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