ケースブック
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各事業所の取組42いる。1.セルフケアが理解でき、悩んだ時の改善のための選択肢が多くなった。2.複数の人との会話が苦手な社員が自分の意見を言えるようになった。3.自分自身の強み・弱みを理解できるようになり、目標設定が明確になってきた。4.目標を持つことにより自身のキャリアアップが現実化してきた。(正社員登用等)5.経験豊富な社員の意見や体験を知る機会ができ問題解決の幅が広がった。6.会社や同僚との相互理解が進み対人関係がより円滑になった。7.働き続ける力を身につけるための基礎知識やヒューマンスキル等、向上の必要性を感じ自分に合ったキャリア形成に関心が高まっている。 以上の取組の結果、社員は「やりがい」を感じ、支援員による「モチベーションの維持・向上」に焦点を当てた取組は、職場定着率を向上させている。■ 社員の声吉田 稔さん 「以前は職場の中でコミュニケーションをとることが少なかったのですが、グループワークを通じて他の人とコミュニケーションを取ることができるようになり、発信力も身についてきました。また、『適応思考を身につける』の内容では、自身の考え方の癖を知り、よりよい人間関係を作る上で、また物事の考え方において役に立ちました。これらは、スムーズな判断やスタッフ同士で仕事を決めるなど日頃の業務にも役立っています。今後は自分の経験したことを活かし、ピアサポーター的なことをして他の方や会社のために役に立ちたいと思っています。」

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