各事業所の取組56聴覚障害のある労働者のための光学的サインやライトの活用株式会社キトー聴覚障害■ 改善前の状況①工場内では、自動で資材等を搬送する無人搬送装置やフォークリフトが使用されており、搬送装置は音で接近を知らせるが、聴覚障害のある社員には伝わらないことがあった。また、フォークリフトについても、バック時に運転者が後方確認を怠ると、衝突するのではと不安を感じることがあった。②組立ラインでは、部品不足やミス発生時などには組立担当者が呼び出しボタンを押すと、品揃え担当者にパトライトと音で知らされる。しかし、聴覚障害のある社員の場合には、組立担当者側に背を向けているなどにより気づかれない場合があった。■ 改善策①搬送装置本体にライトをつけ、進行方向の床面に進行方向を矢印で投影できるようにするとともに、フォークリフトについてもバック時に矢印の投影ができるように同様の改修を行った。フォークリフトのバック時に矢印を投影搬送装置のライトから床面に進行方向を矢印で投影
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