ケースブック
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各事業所の取組72ドリルの刃を安全に取りやすくするための改善「ドリルとれるんで」株式会社キョウセイ精神障害知的障害■ 改善前の状況 ドリルの刃は箱にまとめて入れておき、使用するときに作業場所に持っていくこととしていたが、①使える刃も使えない刃も一緒に入れているので、どれが使えるのかがわからない、②誰かがドリルの刃を使用するために持ち出しているのかどうかがわからない、といった課題があった。■ 改善策 障害のある社員自らが行う改善活動「みどりの活動」を通じて改善策を検討した。 【第一段階】使えるドリルの刃だけを、大きさ順に台の上に並べて置くこととした。また、社員の写真を掲示し、ドリルの刃を使用中の者の写真には赤い印をつけられるようにした。 【第二段階】上記の改善後、軍手のままではドリルの刃が取りにくいという問題点もあったことから、これを改善するため、筒状の容器を使ってドリルの刃をななめに立てて収納できるようにした。(「ドリルとれるんで」)改善前のドリルの刃の保管の状況

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