障害者の職場改善ケースブック
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8すべての障がい支援人財で結成されたプロジェクトチームによる支援教育・研修体系づくり◆取組の背景◆取組(支援員を「スタッフ」、障がいのある社員を「社員」と表記。)○教育・研修体系づくり※アフラック・ハートフル・サービス株式会社様のご意向により「障がい」「人財」と表記を統一しております。障がいのある社員数の増加に伴い、多様な特性に対する支援スキルの向上と管理職を含めた全社連携が求められるなか、支援教育・研修体系の整備が追い付いていなかった。そのため、これらの体系の仕組みを整え、人事制度とリンクさせた全社的な取組が必要であった。支援人財(スタッフ)によるプロジェクトチームが管理職と連携し、スタッフの役割期待に連動した研修プログラムを体系化した(資料・支援ツール①(P119))。具体的には、共通研修、階層別研修、テーマ別研修に振り分け、就労や障がい福祉に関する様々なWEB講義を配信する有料オンライン研修(eラーニング)サービス「サポーターズカレッジ」を活用し、教育・研修体系を整備した。○支援体制の整備(1)スタッフを対象とした研修・教育体系の整備①「新入スタッフ社員OJTチェック表」(資料・支援ツール②(P120))により新入スタッフの経験値を確認し、入社後研修を本人の経験値に応じて、新卒用・中途用に区別した研修に変更し、教育体系を整備した(資料・支援ツール③(P121〜124))。また、サポートスキルを向上させるための研修を定期的に実施し、オンライン研修も活用することで研修の機会を増やすことができた。②曖昧だった社内研修・外部研修の概念を整理し、研修受講フロー(資料・支援ツール④(P125〜126))を統一した。また、研修内容については社内で共有できるように研修報告書の運用・管理方法を確立した。アフラック・ハートフル・サービス株式会社

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