106すべての障害外部の研修機会等の提供や目標設定により全社員のスキルアップを図った取組◆取組の背景◆取組◆取組後の効果管理職を含む社内の9割が障害のある社員であるため、お互いの障害理解が必要であった。また、社員の昇進・昇格のための教育や研修も必要となっていた。公益財団法人東京しごと財団、(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構、都道府県などで実施されている障害者雇用に係る外部研修に、管理職や労務管理に直接携わる社員以外の社員も万遍なく参加させた。また、他の企業の健常者が多数参加する企業合同新入社員研修等のグループワーク等にも参加させた。また、個々の社員が業務上の目標を持ち、積極的に資格取得等スキルアップを目指せるよう日頃から声掛け、面談を実施し、モチベーションを維持できるようサポートしている。障害者雇用に関する各種研修に参加した社員は、幅広い障害知識を得られるだけでなく、障害のない参加者との交流により、上手くできなかった経験も含め、自身の長所短所にも気づき、社会性・対人スキルが身についた。様々な企業の方々と学ぶ機会を得て自分を客観視することにより、参加者の上司や現場も成長を感じているとの声をきく。また、これらの交流は障害者との交流が少なかった他の参加者の障害に対する理解促進にもつながっているようである。また、個々の社員が自主的に業務上の目標を持ち、各々のスキルアップやキャリアアップに向け、安心して取り組むことができている。また、様々な資格を取得することで、本人の自信にもつながっている。富士ソフト企画株式会社
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