障害者の職場改善ケースブック
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12知的障害障害のあるリーダー、サブリーダー等の知識、資格取得支援を通じ、支援人材を育成◆取組の背景◆取組 ①障害者職業生活相談員資格認定講習の受講設立当時は、障害者雇用を積極的に進めるために「どんなことができるのか」「どこまで求められるのか」「どこまで配慮すれば」等手探りの状況で、雇用を進めていた。そのなかで、会社の成長のためには社員のスキルだけではなく、指導員のスキル向上、育成が必要だと考えられた。障害者雇用の担当者だけでなく、障害のあるリーダー格社員が講習を受講することで、職業生活全般サポートをどのように行うのか具体的に学び実践に活かすことができる。②就労継続支援事業所の見学等現場責任者となる指導員については、就労継続支援事業所を見学し、実際に障害者と共に働く現場を体験し、障害のある方のコミュニケーションの取り方、配慮事項を直感的に学ぶ。③企業在籍型職場適応援助者(企業在籍型ジョブコーチ)養成研修の受講指導員として着任後に企業在籍型職場適応援助者(企業在籍型ジョブコーチ)養成研修を受講することより、業務の課題を分析し、システマティック・インストラクション(課題分析、マニュアル化、トライアンドエラーによる支援等(P75参照))の手法を用いて、最終的には最小限の介入、支援で業務やそれにあたっての指導が安定化する。④指導員勉強会の実施3か月に1回、指導員が参加する勉強会を開催している。安全衛生、ハラスメント、アンガーコントロール等の知識を習得するとともに指導員自身の振り返りと障害のある社員への指導の効果の確認を目的としている。⑤実習や見学の受入れ対応他法人、学校等からの実習や見学をできるだけ受入れ、オリエンテーション後、着替えや移動、作業手順の説明をリーダー候補者が対応する。実習生評価にも参画する。株式会社王将ハートフル

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