18精神障害発達障害<理解度を高めるための工夫>・ 従来のグループワークで作成した模範的回答を活用し、これだけでは理解しにくい方には内容を噛み砕いて伝える。・ 独自の解釈をしている場合にも否定はせず、まずはその人の考えを聴いたうえで別の改善点を提案する。・ 日々のコミュニケーションの中で繰り返す。・ 1ヶ月は個人でじっくり取り組むための自己学習期間、次の1ヶ月はグループワーク開催月とし、じっくり取り組めるスケジュールとした。精神障害者や発達障害者の問題点対応の仕組化による効果的な支援の実現と支援員のレベルアップを図った取組◆取組の背景◆取組1.障害から発生する問題点分析と問題点レベルの設定会社全体の約80%を占める精神障害のある社員の雇用管理を支援員個人の対応に任せている状態が続いていた。このままでは効果的な支援につながらず、また、支援員の経験年数により支援結果に差が生じてしまうため、支援方法を仕組化することとした。これまでに障害から発生した問題点を16項目に集約し、さらに6段階の問題点レベルに分類した。各問題点レベルについて対応方法と共通の判断基準を定めた(資料・支援ツール⑪(P145〜148))。2.問題解決に向けた進め方の整理コーチングスキル、ティーチングスキル、カウンセリングスキルを活用した面談により現状を分析し、問題点を毎週の事例検討会議で報告、検討する。レベル6は休職者対応となるため、全社的な対応とともに、外部機関に協力を依頼する。また、問題点レベルごとに具体的な対応方法を決め、ふさわしいと思われる研修(グループワーク)のテーマを設定した。<研修(グループワーク)テーマの例>・セルフケア方法を学ぶ・適応的思考を学ぶ・アンガーマネジメントシダックスオフィスパートナー株式会社
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