25②サポーターとは異なり、社内全体としてのリーダー、サブリーダーを設定したことにより、任命された障害のあるリーダーのモチベーションが高まり、自身が指導的役割を担う意識と責任感だけでなくコミュニケーションスキルも向上した。また、それ以外の障害のある社員からは、リーダーを「目指すべきもの」としての意識が芽生えた社員もおり、業務へのモチベーションの向上との相乗効果による好循環ができてきた。◆取組後の効果①採用前から職場や生活面での細やかな指導をすることにより、障害者の理解レベル、職場環境への適応力が上がるだけでなく、指導するサポーター自身も課題を再発見したり、それまでよりも視野を広くもって業務にあたることができるようになった。この取組は、いわゆるメンター制度に近い取組であることから、長期的な人材育成への社員の意識の向上、愛社精神・社内理解が高まったように感じられる。◆担当者の声(製造部署 課長 大下様)障害のある社員の定着率が高まったことにより、長期的視点でのキャリア形成を考えることは重要だと感じています。
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