障害者の職場改善ケースブック
40/198

38すべての障害障害者がジョブサポーターとなって日々の業務を支援することにより職場定着につなげた取組◆取組の背景◆取組○障害のある社員が他の障害者への指導役を担う「ジョブサポーター」の設置従前よりジョブサポーターの制度はあったが、指導役を担っていたのは健常者で、障害者はその補佐を担当していた。そこで、障害者による障害者へのサポート体制を目指して、適性があると思われる障害のある社員をジョブサポーターとして任命し、他の障害者への普段の業務のサポート、アドバイス役の主担当とした。特例子会社として長年にわたって障害者雇用に取り組んできたが、障害者への支援が所属長や特定の社員等に集中している現状があり、自然と負担感なく就業できる環境を構築する必要があった。○ジョブサポーターの適性判定と処遇への反映3か月に1度職場グループリーダーが実施する面談において、ジョブサポーターを目指す意思を確認し、希望者に対して適性判定表に基づき、一定以上の評価である者をジョブサポーターとして任命している。さらにジョブサポーターとなった後も定期的にグレード評価を行い、一定以上の質の維持向上を求めている。同じジョブサポーターでもグレードによって評価が異なり、作業着に付けるバッジの意匠を変えている(ラインの有無)。さらにジョブサポーターとしての評価も給与・賞与を含む人事考課に反映させている(資料・支援ツール⑫(P149〜150))。電気硝子ユニバーサポート株式会社

元のページ  ../index.html#40

このブックを見る