障害者の職場改善ケースブック
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・「トーマツチャレンジドスタンダード」(資料・支援ツール⑰(P155))に照らし、スタッフに求められるスキルを明示し、目線を合わせながら指導の記41管理・指導職員スタンダード(一部抜粋)社内外の相談先を明記した「担当者一覧」をスタッフに配布し、相談先を明確にすることや相談者の優先順位を示すことで、常時相談に対応できるようにしている。また、管理・指導職員においては、指導や定着支援の目線を合わせるため、基本姿勢を定めた「管理・指導職員向けスタンダード」を作成している。指導や定着支援の具体的な事例などを挙げて説明し、共通の価値観で指導方針や基準の統一を図るとともに、社内外研修にて、障がい者雇用や支援技法の理論(応用行動分析等)を学ぶ機会を設けている。さらに、円滑に支援を進めるため、取締役を交えたミーティング(月2回)、各チームリーダーのミーティング(月2回)、各チームメンバーのミーティング・朝礼等、チーム内の情報共有や他チームとの連携の機会を多数設けている。また、新たに管理・指導職員向けに“気軽になんでも話せる”相談窓口「ふらっと」を設置した。○フェーズに応じた育成・専門的支援スタッフが入社してから業務指導計画書(資料・支援ツール⑯(P154))を作成し、フェーズに応じて各チームが連携して定着支援を行う。(1)入社時・スタッフから申し出があった合理的配慮、入社後1年間で習得してもらいたい業務、習得期間などを業務指導計画書に明記し、本人の合意を得たうえで計画に沿った支援を実施している。

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