障害者の職場改善ケースブック
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42録・評価・振り返りを実施している。※「トーマツチャレンジドスタンダード」…①業務指示遵守(誠実性)②情報管理遵守③勤怠④ビジネスマナー⑤ストレス耐性の5項目で構成されている。(2)異動・その他・異動時の他、業務習得状況に躓きのある場合等には一定期間ジョブコーチが介入し、本人に向けた支援を実施し、上司・業務指示者にも障がい特性や対応のポイントを明確化し、展開する。【事例】あるスタッフに改善が望まれる行動が見られていたため、本人と相談のうえ、セルフチェック表(資料・支援ツール⑱(P156))を活用し、改善に向けて取り組むこととした。セルフチェック表の項目ごとに改善に向けた望ましい行動を明示し、毎日、本人とワークチーム及びジョブコーチチームの管理・指導職員のそれぞれの視点で「○(できた)/×(できない)/-(未実施)」でチェックした。当初は、どちらも「×」の評価が続いたが、毎日のフィードバックと意識付けにより行動が改善された。≪本人の感想≫毎日フィードバックを貰えることで、守れなかったことを振り返ることができ、自分の課題が分かりやすくなった。最初は「×」がつくことが不安だったが、○がつくようになって自信になった。

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