障害者の職場改善ケースブック
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44シスターが業務の指示だしを行っている場面ブラザーが新入社員と相談を行っている場面すべての障害同じように障害のある先輩社員が支援人材の役割を担い、新入社員の重層的な支援体制を整備◆取組の背景◆取組<従前の取組>○教育事業部による定期面談◆取組後の効果新入社員の定着支援の課題に加え、勤務する社員の9割が多様な障害をもつ社内において、個々のモチベーションアップ、自主性を活かした能動的な業務遂行の強化が課題であった。新入社員研修を実施した教育事業部の社員が各部署の新入社員を定期的に訪問し、面談内容をカルテに記入する。面談では、主に利用している支援機関の確認、何か困っていることがないかをヒアリング。<新たな取組>○ブラザーシスター制度同部署内の比較的勤務年数が浅い先輩社員がブラザーあるいはシスターとなり、新入社員への業務の指示出しや身近な相談相手となるブラザーシスター制度を設けた。新入社員の外部支援機関との面談にもブラザー・シスターが同席し、情報を共有する。重層的な相談体制を設けることにより、入社後、様々な相談場所があるという安心感を持つことができる。ブラザーシスター制度の導入により、業務指示の一本化だけでなく、日常的な業務の中で困ったことについてすぐに相談富士ソフト企画株式会社

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