障害者の職場改善ケースブック
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45◆担当者の声(業務統括東京グループ副グループ長 梅澤様)◆社員の声(業務統括東京グループ秋葉原オフィス 山口様)できる、身近な関係性に基づく体制ができた。同じような障害のある社員、または異なる障害の社員を組み合わせ、お互いが補い合い、伸ばしあえる効果がみられる。ブラザーやシスターは、専門知識に欠ける部分があるかもしれませんが、専門的な部分は医者等に任せればよく、お互いが同じ障害をもつ強みから共感性を高め、身近なカウンセリング機能も果たすなど、この制度を通じて新入社員の予期不安などを軽減できています。また、ブラザーやシスターを経験することにより彼らも自信になり、互助関係につながっています。シスターを経験し、現在はブラザー、シスターのスーパーバイズの役割を担ったり、ブラザー、シスターが休みの際の代理を務めることもあります。前職の経験から、新入社員や後輩に接する際は相手が負担になっていないか、どんな気持ちになっているかを常に考えるように心がけています。これらは病気を発症した経験が活きていると感じています。また、職場で話しやすい相手がいることは心強いものなので、ブラザーシスター制度はとてもよい制度だと感じています。

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