障害者の職場改善ケースブック
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46現在の昼礼の様子「こころのマスク」冊子(3バージョン)すべての障害在宅勤務の導入等新しい働き方に対応するための支援体制を整備◆取組の背景◆取組新型コロナウイルス感染症感染拡大により、親会社をはじめとした各部署で在宅勤務が開始された。特例子会社においても在宅勤務を行ったが、勤怠リズムの崩れや孤立化の懸念があり、これらを防ぐことが急務となった。さらに、ある社員から「社員を勇気づけるための取組を展開できたら」との声が上がった。従前の1人1台のパソコン配布に加え、在宅勤務用にノートパソコン、WI-FI、アプリの貸与などを行った。在宅勤務時はメンタル面の悪化等を防止するため、リモートで行う朝礼・昼礼・終礼では、上司が出退勤や業務上の成果を確認するだけでなく、必ず部下の状況や体調を把握するよう心掛け、メール・チャット以外にもZOOMやテレビ電話などお互いの顔を見ながらコミュニケーションをとる時間を大切にした。「こころのマスク」はコロナ禍の在宅勤務時に社員を勇気づけるための情報を集め、展開することを目的とし、3か月かけてアイディアを出し合いながら作成した。教育事業部が健康管理や在宅勤務時の過ごし方等を記事にまとめ、DTP部門に冊子のデザインや挿絵を依頼し、3バージョン作成した。緊急事態宣言が明け、職場に出勤する従前の勤務体制に戻してからは、社内の消毒業務を担当し、親会社やグループ会社の安全衛生を担ってきた。富士ソフト企画株式会社

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