障害者の職場改善ケースブック
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47◆取組後の効果◆担当者の声(企画開発部採用チーム 課長代理 槻田様)表情や動作などは社員のささいな状態にも気づくために大変有効である。朝が苦手な社員には出勤時間に合わせて声掛けを行うなど、従前から特に会話を大切にしてきたことで、在宅勤務においても社員が孤立を感じることはなく、出勤と変わらないリズムを維持することができた。「こころのマスク」は社内でも好評であり、「自分たちに何ができるかわかったのでもっと教えてほしい」という声が寄せられたりもした。また、社内の安全衛生の役割を担うことで、多くの社員の安心につながっており、特例子会社の社員も他の社員を感染から守るという気概がやる気とモチベーションにつながった。リモートワーク時の心のケアとして「こころのマスク」を発案しました。健常者の場合、自己申告を待つ場合が多いように思いますが、特例子会社では積極的なコミュニケーションが重要ですので、様々なコミュニケーションの手立てを工夫し、日ごろからの仲間意識・情報共有に厚みがあることが、新たな働き方を導入する前提として重要だと考えています。

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