障害者の職場改善ケースブック
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・社員のパソコンスキルを可視化したことで、効果的なジョブマッチ、ジョブローテーションの実現につながった。また、パソコンスキルアップのために今後必要な支援や施策を理解することができた。・パソコン業務に携わっている社員は、2020年12月時点で社員全体の18%であったが、2022年5月現在で74%と大幅に増加し、資材管理や業務マニュアル作成、納品時のメール連絡など、これまでスタッフが担っていたパソコン業務を社員が行えるようになった。業務の切り出し、調整が行い易くなったり、業務依頼元の担当者が在宅勤務であっても業務を遂行できる等、環境変化に対応しながら受託業務の拡大を見通せるようになった。71整備された環境で各自パソコン業務を行う社員◆取組後の効果・パソコンスキル向上への社員の意識が確実に高まり、新しい業務への期待感やモチベーションへつながった。◆担当者の声(事業推進部事業推進課長 新井様)業務に対してやりがいを持っていること、必要とされることが大事なことであり、現状の適性で業務をマッチングさせるだけでなく、必要とされる業務でスキルを発揮してほしい思いがあります。そのために、これからも社員のスキルアップに力を入れて取り組み、会社としても一人ひとりの可能性を追求できるサポートを大切にしていきたいと考えています。

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