障害者の職場改善ケースブック
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74不安全行動撲滅6ヶ条知的障害安全第一を掲げ、職場を安心して働ける場所にすることによりチームワークを強化◆取組の背景◆取組 ①毎日の面談の実施王将フードサービス全体で障害者雇用が思うように進まないこともあり特例子会社の設立を決定したが、指導員等にとって初めての経験だったため作業手順や安全指導等すべてが手探り状態であった。そのような中、まずは「安全をすべてに優先させる」取り組みから愚直に推進していった。指導員との1対1の面談を毎日実施し、今日の振り返り、当面の課題、体調管理等について確認している。安心して作業ができるよう、相手やその時の状況によって細かに対応や伝え方を変えている。本人から提出される業務日誌も重要な判断材料となる。②「不安全行動撲滅6ヶ条」の制定社員の安全が最優先であることから、「安全第一」をモットーに「不安全行動撲滅6ヶ条」を制定した。現場で「それはダメ!」「危ない!」と注意してもなかなか伝わらないため、分かりやすい言葉とリズムで表現した標記6ヶ条を制定し、様々な機会を通じて浸透させていった。併せて、現場の危険箇所ごとに安全のための具体的行動を指導員だけでなくリーダー、サブリーダーも中心となって社員に教育した。株式会社王将ハートフル

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