障害者の職場改善ケースブック
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94すべての障害事業所毎のチームリーダーが中心となって、作業の標準化、職域開発等に取り組んだ事例◆取組の背景◆取組○サポート体制の強化 特例子会社として長年にわたって障害者雇用に取り組んできたが、法定雇用率の引上げ等、更なる障害者雇用への取組が必要となったことにより、健康で安全かつ多様性を認める職場の構築を目指すこととなった。各事業所のチームリーダーが主体となって、地区定着推進委員会メンバー(地区チームリーダー(議長・進行)、事業所長、グループ長、リーダー、ジョブサポーター、推進員)で構成されている地区障害者定着会議を開催し、「障害者職場定着推進委員会」にて進捗状況を管理、推進することとした。他に職場リーダーは定期的な面談により合理的配慮の確認を行う。障害者のメイン職場に「ジョブサポーター」を配置し、障害者の日常業務の課題や悩みに対応する(資料・支援ツール⑬(P151))。○作業の標準化と職域拡大(ワックスプロジェクト) 障害者が定着しやすい定常業務内容に絞ることを目的に、マルチタスクを要求される専門性の高い業務は、他グループ会社へ移管し、これまで外注していた床ワックス掛けや、構内の駐車場線引き作業、消火器の点検作業などを内製化し、プロジェクトを立ち上げ職域拡大を図った。新規事業を取り込むにあたり、作業手順を動画撮影し、マニュアルと共に作業を標準化し理解度を上げた(資料・支援ツール⑭(P152))電気硝子ユニバーサポート株式会社

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