聴覚障害者の雇用支援マニュアル
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「話し言葉→手話」「手話→話し言葉」で手話通訳なら質問や意見も発表でき相互のコミュニケーションが可能です手話を使わない山本さんには要約筆記者が必要ですパソコンを使った筆記なら速度も速いです質問や意見はプロジェクターで映し出す方法もあります音声認識ソフトを使って話している人の言葉をリアルタイムに画面に映し出す方法もありますその方法なら全員の質問や意見が活発になりそうだね要約筆記者 One PointOne Point 国立職業リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)及び国立吉備高原職業リハビリテーションセンター(岡山県加賀郡吉備中央町)では、障害のある方に向けた職業訓練を実施しています。在職中の障害のある方は、以下のような訓練を受けています。 職業技能のレベルアップを図るための、3日程度の短期間の職業訓練(能力開発セミナー)を実施しています。各訓練コースの内容と年間の予定は、ホームページをご覧ください。〇 国立吉備高原職業リハビリテーションセンター (https://www.kibireha.jeed.go.jp/)1 スキルアップを目指す訓練 新たな技法・知識の習得により、職務内容の変化に対応できるようにするための訓練です。両センターそれぞれの特長を活かした訓練を実施しています。〇 国立職業リハビリテーションセンター (https://www.nvrcd.jeed.go.jp/)2 職場復帰に向けた訓練 疾病、事故などにより受障した休職中の方が職場復帰するにあたり、必要な技術を身につけるための職業訓練です。 オーダーメイドによる実施となるため、個別の事情、希望に合わせて訓練内容の調整が可能です(期間は6か月以内)。 企業のニーズに応じたオーダーメイドの訓練を、6か月以内の期間を設定して実施しています。 これらいずれの訓練も、きこえない・きこえにくい人については、受講申込みの際に必要な配慮事項(手話、筆談、音声文字変換ソフトの使用など)を伝えていただくことにより、情報保障のための環境を整備しています。 利用に関する詳細については、各センターにお問い合わせください。在職障害者のための職業訓練98

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