視覚障害者と働く
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1 本マニュアルは、視覚障害者の雇用促進及び安定した継続雇用を推進することを目的として、視覚障害者の雇用のノウハウをわかりやすいコミック版の形式で解説したものです。 近年の視覚障害者が従事する職業は、あん摩・マッサージ・指圧、鍼、灸業が多くを占めていますが、昨今においては、ICT技術や就労支援機器の発達・普及に伴い事務的職業やサービス業に就く視覚障害者が増えており、今後一層の職域拡大が期待されています。 また、中途で視覚障害となった方の継続雇用や職場復帰についても、ニーズの高まりとあわせて、ICT技術や就労支援機器の発達・普及に伴い職務内容の検討の幅も拡がり、企業の取組が注目されているところです。 本マニュアルにおいては、視覚障害者の主要な職業領域である事務的職業やヘルスキーパーを中心に、最新の就労支援機器や支援制度の活用例、職場での具体的な支援方法などを盛り込みながら、視覚障害者の雇入れと職場定着に必要な雇用管理の実践的手法について紹介しております。 本マニュアルができるだけ多くの事業主、人事労務担当者、そして視覚障害者とともに働く上司や同僚の方々にご参考にしていただきましたら幸いです。令和5年3月独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構はじめに

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