視覚障害者と働く
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実 践 編狩野さんは安定して仕事をこなしてくれていますがこれまで担当していた職務がすべてできるわけではありませんタイピングは速いと思うので何か活かせる職務があれば…例えば他の部署で実施している会議の議事録作成などを加えてみるのはいかがでしうかそう言えばわが社には聴覚障害がある社員が複数いてその社員が参加する会議では社員が交代でパソコン要約筆記をしていたな狩野さんが担当すれば狩野さんの新たな職務になりますし要約筆記をしている社員の負担軽減にもなりますね部署を超えた取組というのは障害者雇用を考える上で大事なことですしね私としてもぜひやてみたいですでは早速社内で相談してみます今後狩野さんに対して新たな職務を創出しなければならないと思ています狩野さんは職業訓練を修了し従来の勤務形態で就労を始めましたサクラ産業の会議室事例454シーン2 職場内での取組

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