視覚障害者と働く
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実 践 編…というわけで当社では在職している視覚障害者を通常勤務から在宅勤務へ移行することを検討している次第です導入に当たての留意事項を教えてくださいそうですねまずは在宅勤務者のための社内制度を整備しなければなりません例えば勤務管理や報告の方法出社の取扱い通信機器や通信費用負担の取扱いなどが挙げられますなるほど他には在宅勤務になると通常勤務者とのコミニケシンが不足しがちになりますそのため業務上のやりとりをしやすくすることはもちろん業務外の内容を相談できる体制を構築しておくことも望まれます分かりましたありがとうございます他にも留意しておくことはありますがまずはイメジづくりのために先行導入企業の見学やお話を聞くことがお薦めですその後先行導入している企業の見学を実施しました職場復帰前の打ち合わせ在宅就業支援団体への相談と先行導入企業の見学を踏まえて就業規則等の取り決めをしたいと思います事例6在宅勤務を導入した事例○就業規則はこれまでどおりの扱いとする○規則上取り決めのない事項は以下のとおりとする・勤怠管理:社内システムのスケジュール表更新により      業務の開始と終了を報告する・定期出社:月に1回所属部署の業務打合わせと兼ねる・通信機器:業務上のパソコン、支援機器を貸与する・通信費負担:業務用回線を増設して当該費用を会社が       負担する・情報セキュリティ:ウィルス対策ソフトの導入、扱う          データは機密性の高いデータを除くなど69

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