「精神障害者と働く」2020
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次に採用時の留意点についてご説明します病気や障害については「聞いてはいけない」「聞きづらい」と思われるかもしれませんが障害者手帳を所持していると言っても一人ひとり障害の状況が異なるためできる限り把握することが重要です「担当業務を決めるため」や「働きやすい職場環境を整えるため」など障害状況を確認する理由を伝えましょうこのほか本人の緊張を解きほぐすような雰囲気を作ることも効果的です●環境の変化に 慣れるのに 時間がかかる●失敗により 自信を失いやすい●あいまいな状況で 困惑しやすいなどがあると言われていますどうすればいいんだ?●自分自身の精神疾患や 障害の理解度●普段の生活や 仕事における健康管理上の留意点 通院・服薬がきちんと できているか 調子が悪くなった ときに適切に 主治医などに 相談できるかなど●雇用された場合に必要な 配慮や支援職場実習や各種制度を活用して常用雇用の前に試行的に働いてもらい様子を見ることが有効な場合があります対象者の意向も確認した上で制度を実施している機関へ問い合わせてください面接等での聴取事項面接以外での把握精神障害者の採用時の留意点第1章基礎編11由理るす問質

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