「精神障害者と働く」2020
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職務の設定指示の出し方や教え方精神障害者の雇用管理上の留意点●負荷が比較的軽い業務 の設定から始める本人の仕事ぶりを判断して段階的に仕事内容の幅を広げることなどを検討します●職務を作り出す (作業内容を切り出す)既存の職務に配置させることが難しい場合、他の社員や多数の部署から対応可能と思われる作業を切り出して設定します●指導担当者を設定する指導、指示内容に一貫性を持たせます●指示は具体的に、確認 しながら、一度に言わない●できたことは認める(ほめる)認める(時にはほめる)ことによって自信につなげることが重要です●慣れるまでは確認を促す●ミスをしたら対応策を 一緒に考えるミスをすると自信をなくしたり落ち込んでしまう場合がありますので、ミスをした原因とその対策を一緒に考えます●定期的な振り返りと 目標を設定するできていることと課題を共有し今後の目標を明確にすることで不安の軽減や安心感、仕事への意欲につながります●作業を標準化する作業マニュアルや手順書を整備し、作業の仕方や留意点を明確化します作業スケジュール表を整備すると、行程が見えることで先の見通しが持ちやすくなります●数種類の作業を 設定する作業のマンネリ化を防ぐことにつながる場合があります1書類を揃える封筒に入れる一緒に考えましょう間違えた~!数を数える23ホッ第1章基礎編雇用管理では何に留意すればよいのでしょうか一般的な項目をまとめてみました13

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