「精神障害者と働く」2020
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●休職した従業員分の生産性のダウン●休職した従業員が担当していた業務を代替する従業員の疲労やストレス●医療費や代替従業員の人件費の増加●労災認定や訴訟等による企業イメージの低下メンタル不調者がいる会社のリスクメンタル不調者の職場復帰シーン4近年うつ病などのメンタル不調※5で休職する人の増加や休職後の職場復帰がスムーズに進まないなどの調査結果もあり休職した人の職場復帰の問題に対する関心が高まっていますメンタル不調で休職している従業員がいる場合会社としては次のリスクがありますつづいてメンタル不調により休職した従業員の職場復帰に向けた流れについてご紹介します※6 メンタルヘルス対策については、厚生労働省が取りまとめた『職場におけるこころの健康づくり~労働者の   心の健康の保持増進のための指針~』などをご参照くださいこれらのリスクを少しでも軽減するために会社としては休職者の職場復帰をスムーズに進めその後の職場定着につなげていくことが求められますなお職場において心の健康を保持することを含めた安全配慮義務の観点からメンタルヘルスケアの教育研修・情報提供や職場環境等の把握と改善(長時間労働への対応など)の取組も求められるところです※6※「本マニュアルでは、「メンタル不調」の範囲として、精神障害に限らず、ストレスや強い悩み、不安などの精神的及び行動上の問題を幅広く含みます。※5 本マニュアルでは、「メンタル不調」の範囲として、精神障害に限らず、ストレスや強い悩み、不安などの   精神的及び行動上の問題を幅広く含みます第1章基礎編18職場において心の健康を保持することを含めた安全配慮義務の観点からメンタルヘルスケアの教育研修・情報提供や職場環境等の把握と改善(ストレスチェック制度の活用など)メンタル不調への気付きと対応も求められるところです※6※6 メンタルヘルス対策については、厚生労働省が取りまとめた『職場における心の健康づくり~労働者の心の   健康の保持増進のための指針~』などをご参照ください

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