「精神障害者と働く」2020
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雇用管理に役立つツール②解 説生活リズムチェック表 メンタル不調により休職している従業員が職場復帰するためには、生活リズムを立て直し規則正しい生活を送れるようになることが必要となります。 症状が悪化している段階では睡眠障害や憂うつな気分により、就労している時のような生活リズムで過ごすことは難しい状態ですが、ある程度症状が回復した段階では、生活リズムの改善に向けて取り組むことが有効です。 その際、毎日の睡眠時間や活動、気分の状態などを記録すると、自分の日々の過ごし方を客観的に把握することができるとともに、症状や気分と照らし合わせながら生活リズムの改善に向けた意識付けが期待できます。このためリワーク支援などでも活用されています。 また、事業所においても生活リズムチェック表の情報を本人と共有することによって、職場復帰に向けた具体的なサポートの仕方を検討したり、今後の見通しを探る参考にすることが期待できます。 生活リズムチェック表は、呼び名や様式に様々なものがありますが、ここではその一例をご紹介します。資料出所:NECディスプレイソリューションズ株式会社64

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