高次脳機能障害者と働く2020
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基礎編就労上の影響と雇用管理上の配慮シーン2高次脳機能障害者が就労する際その症状による影響がどのように現れるかについてご説明します次に高次脳機能障害者の就労上における一般的な特性※高次脳機能障害の特性は個別性が高いため、全ての高次脳機能障害者が以下に示す特性の全てに当てはまるものではありません。●新しい作業の工程や留意すべき点が覚えられなかったり、短時間で忘れてしまうことがある作業内容によって、習得するのに時間がかかる場合がある●口答のみでの指示が理解しにくい●てきぱきと作業を処理することが苦手である(自発的な行動が苦手、周囲のことに気が散ってしまうなどによる)●接客や電話応対などでの臨機応変な対応が苦手である●同時に複数の作業をこなすことが苦手である●集中力が続かない、作業にムラが出やすい●周囲の状況に気づけなかったり逆に余計なことに気が向いてしまうなど、注意の向け方にアンバランスさがある…あれをこうしてこれを…これ…どうするんだっけ?どれから手をつける?待ってるんですけど左上留めで100枚コピー12

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