高次脳機能障害者と働く2020
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基礎編◆社内での役割を分担することで、一人(一部署)にかかる負担を軽減するとともに、対象者としても誰に何を相談するのがよいかを明確にすることで安心感を与えることができます●定期的な面談や相談の実施◆不安などを受け止めるほか、できていることをきちんと認めることで自信や安心感を与えたり、会社の中で役割をきちんとこなしていることをフィードバックしながら本人の職場への帰属意識を醸成することが望まれます●指導担当者や相談役などの役割を分担する●就業時間の設定を、対象者の様子を 見ながら段階的に延長●こまめな休憩の確保●職場の上司等による日常的な声かけ◆作業中に突然声をかけるのはできるだけ避け、作業のきりがいいときや休憩の時間などを活用することが望まれます働きやすい環境づくり対象者の状況を見極めながらより良い配慮の方法を検討する必要があります先ほどもお話ししたとおり一般的な対応が全ての高次脳機能障害者に当てはまるわけではありませんまた、できないことよりもできることに目を向けて能力の活用を図ることがポイントとなります実務指導者相談役9:00 〜13:00▼9:00 〜15:00▼9:00 〜17:0015

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