高次脳機能障害者と働く2020
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ジョブコーチ支援を活用して倉庫内作業で就職した事例実践編事例 ❷安森さんは学生時代に 事故で負った脳の 外傷により作業の工程を 覚えるのに時間が かかったり 同時に複数の作業を こなすのは苦手で あるといったことが あります口頭で説明してもわかり にくいと思いますし 採用するかどうか決める前に 御社で職場実習をさせて いただけませんかジョブコーチ ですか…?ジョブコーチは 障害のある人が職場で 継続して働けるように 本人や職場のみなさんを 支援する専門家です実習のときから就職した後も本人が慣れるまで直接職場に出向いてきめ細かな支援を行いますなるほど、私たちにも アドバイスをもらえるのは 確かに心強いですね 安森さんの職場実習を 受け入れられるか 社に帰って相談してみますよろしく お願いします数日後――そうですかO Kですか!刈谷カウンセラーへ鶴田運輸から職場実習受け入れO Kとの電話がありましたありがとうございます早速安森さんに 連絡します!その際には、ジョブコーチ 支援を活用したいと考えていますジョブコーチ支援ジョブコーチが職場に出向き、雇用の前後を問わず必要なタイミングで、きめ細かな人的支援を行います。障害者本人に対して、職務を遂行するための支援や仕事をする上で円滑にコミュニケーションをとるための支援などを行います。また、事業主や職場の従業員に対して、障害特性に配慮した雇用管理や職務内容の設定に関する助言などを行います。詳しくはP 78を参照ください。用語解説39

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