高次脳機能障害者と働く2020
52/84

失語症と右半身まひの障害がありながら、職種転換を図って職場復帰した事例事 例3中越 健司さん(44歳)疾患名:脳血管障害(主な障害は失語症、右上下肢のまひ)身体障害者手帳3級株式会社アラカワレンタル(社員数500人)で、レンタルDVDのフランチャイズ店舗のスーパーバイザーとして働いていたが脳血管障害を発症する。障害状況と職務の適性を見極め、本社での事務補助業務を担当することとして職場復帰した。中越さんは(株)アラカワレンタルでレンタルD V Dのフランチャイズ店舗を統括するスーパーバイザーとして活躍していましたが脳血管障害を発症し休職していました休職期間中はリハビリに励み発症から1年半を経過し職場復帰することとなりました職場復帰に向けて中越さんが通うリハビリテーションセンターで中越さんと妻、関係者の間で話し合いが持たれました(株)アラカワレンタル人事担当者 叶次長中越さんが以前のようにスーパーバイザーとして指導・統括する業務に復帰することは難しいのでしょうか?シーン3 - ❶失語症への対応50

元のページ  ../index.html#52

このブックを見る