高次脳機能障害者と働く2020
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高次脳機能障害脳血管障害により身体の身体障害者として就職したがうまく仕事ができず、後に高次脳機能障害があると判明し、支援機関のサポートを受けながら課題が改善された事例高次脳機能障害の把握シーン5 - ❶事 例5中田 渉さん(35歳)疾患名:脳血管障害(主な障害は左上下肢軽度のまひ)身体障害者手帳6級化粧品の製造、販売を行う株式会社ハッセー化粧品(社員数1,000人)で事務職として就職。職務上の課題があるため医療機関を受診したところ高次脳機能障害と診断され、その後ジョブコーチ支援を活用することとなった。配属は総務部ダイバーシティ推進室で、他の社員と同様に一般的な事務作業を担当しましたが「同じミスを繰り返す」「口頭で伝えたことが実行に移せない」という課題が生じていました中田さんは なぜ仕事がうまく できないのだろう?中田さんは1年前に脳血管障害を発症し、身体面でのリハビリを受けましたある企業で事務職として働いていましたが発症を契機に自己退職しハローワークから事務職で株式会社ハッセー化粧品の求人が出ているのを見つけて応募したところ採用されましたダイバーシティ推進室寺島室長66

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