高次脳機能障害者と働く2020
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会議室Conference Room使用中実践編事例 ❺身体障害者として就職したがうまく仕事ができず、後に高次脳機能障害があると判明し、支援機関のサポートを受けながら課題が改善された事例脳の疲労を回復させるため、1時間ごとに 5分の小休憩を取る取組4最近は あくびもせず集中して 取り組めている ようです3か月後、ジョブコーチ支援が終了に近づき、これまでの振り返りを行いました中田さんの努力も あって、ミスが少なく なり、作業もスムーズに なりました高次脳機能障害と 診断されて、自分でも 驚きとショックが ありましたが寺島室長の配慮もあり徐々に仕事ができるようになり自信と安心感が湧いてきました中田さんもよく 頑張りましたが寺島室長が 適性を見極め 適切に指導、対処されたからこそ課題が改善されたのだと思いますよ高次脳機能障害者の職場適応は、できることと できないことを見極め できないことを職場の サポートや支援ツールの 活用で補うことが重要ですそうですね 私たち職場の人間も中田さんを支える 環境作りが大切だと分かりましたそのためには私たち 就労支援機関を有効に 活用して、職務内容の 検討や職場環境の改善を 進め、体制を整えることが望まれますこれからも 職場全体で サポートしていき たいと思います73

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