就業支援ハンドブック
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分かれていく。 3年生の7月、前半戦の現場実習を受けて進路面談を設定する。この面談では、応募先を絞り込んでいく内容を話し合う。毎年3年生の6~7割の生徒が、この面談で希望の1社を決めていくことができている。現場実習でわかったことと、雇用条件とを合わせて、応募を考えていく。 すでにこの時期には、授業の中で高卒求人票については学んでいる。7月になると、学校も高卒求人票を見ることができ、早い人はこの面談で応募を検討することができる。 M社とN社で現場実習をやっていたAさんは、この面談でM社の高卒求人票を見たいと希望を話した。すぐにM社にその意向を伝え、ハローワークに求人の申込みをしていただくと、7月の終わりになって学校に届いた。 同じ時期、本校では毎年8月初旬には、3年生は学校管轄のハローワークで「求職登録」の手続きを行う。ほぼ全員登録するため、事前の学習には熱が入る。 第3節 特別支援学校における支援の実際 127現場実習でわかったこと■仕事内容■職場の雰囲気■どんな人がいるか■通勤の様子■会社周辺の様子両方合わせて考える応募選考求人票でわかること・・・・など図4 応募先を絞る■給料■休日・有給休暇■入社後の就業場所■選考方法■社会保険■雇用形態、雇用期間・・・・など

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