就業支援ハンドブック
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224 第4章 就業支援に必要な知識<引用・参考文献>○中根允文監修:ICD-10精神科診断ガイドブック.中山書店.2013○ American Psychiatric Association(米国精神医学会)・日本精神神経学会監修ほか:DSM-Ⅳ-TR精○ 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構:精神障害者に対する職業訓練の実践研究報告書.○ 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター職業センター:リワークプログラムとその支援技法―在職精神障害者の職場復帰支援プログラムの試行について―(実践報告書No.12).2004○ 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター職業センター:精神障害者の職場再適応支援プログラム実践集―ジョブデザイン・サポートプログラムの開発―(実践報告書No.15).2005○ エドガー・シャイン著・金井壽宏訳:キャリア・アンカー 自分のほんとうの価値を発見しよう.白○ エドガー・シャイン著・金井壽宏訳:キャリア・サバイバル 職務と役割の戦略的プランニング.白○ 大野裕:心が晴れるノート うつと不安の認知療法自習帳.創元社.2003○ デニス・グリーンバーガー・クリスティーン・A・パデスキー著・大野裕監訳ほか:うつと不安の認○金井壽宏編著:会社と個人を元気にする キャリア・カウンセリング.日本経済新聞出版社.2003○菅沼憲治:セルフアサーショントレーニング.東京図書.2008   ニ.作業遂行力の制限に対する支援 作業遂行力の制限には、疲れやすさや認知機能の低下、抗精神薬の副作用、過度の緊張感・自信喪失といった心理的側面等の様々な要因が絡む。これらには多面的な配慮や支援が必要となるが、職場においては、できるだけ雑多な情報を整理・構造化し、不確実な事柄をできるだけ予測可能にすることが、作業遂行力の向上に寄与する。高い能力があり特別な配慮は必要がないようでも、スケジュール表やマニュアル、視覚的資料の準備、手がかりの提示などの工夫が、精神的な安心感につながることもある。こうした環境調整の基本的な考え方や方法は、201ページで述べている「認知障害に対する環境調整において考慮すべきポイント」と共通のものとなるので、そちらを参照されたい。神疾患の分類と診断の手引.医学書院.20022010桃書房.2003桃書房.2003知療法練習帳.創元社.2001

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