就業支援ハンドブック
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 <参考文献>〇 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター:就労移行支援のための26 第1章 就業支援のプロセスと手法 「現状と支援の方向性」は、アセスメントの結果に基づき、労働市場の状況や支援体制等を総合的に勘案し、利用者が早期に職業的に自立できるように、最も効果的な支援の方向性を、明らかにするものである。 「具体的目標」は、「現状と支援の方向性」において示した支援を実施するにあたって、利用者と支援者の共通目標とその到達レベルを記入し、「障害者職業センターが提案する支援内容」は、職業準備支援やジョブコーチ支援事業等、具体的目標を達成するための支援内容および支援方法を記載する。また、「協力を求める機関及び内容等」は、支援の実施にあたり必要となる関係機関の協力について、その内容を関係機関ごとに記入する。<ポイント>〇主体は利用者本人であることから、支援計画の中では利用者の役割を明 https://www.nivr.jeed.go.jp/research/kyouzai/19_checklist.html〇相澤欽一:現場で使える精神障害者雇用支援ハンドブック.金剛出版.2007チェックリスト活用の手引(各種教材、ツール、マニュアル等No.20).2007確にすること。〇支援の目標や内容、役割分担については、実施期限等も含めできるだけ具体的に示すこと。〇支援計画については、利用者本人を含む関係者が参集したケース会議において調整、確認したものが、最終的な計画となること。〇支援計画が適切に遂行されているか、新たな課題は生じていないか等について定期的に情報を集め、必要に応じて支援計画を修正できるように進捗管理(モニタリング)を行うこと。

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