就業支援ハンドブック
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従業員Cさんの職務作作業業33切り出し・再構成モデル従業員Bさんの職務従業員Aさんの職務作作業業22作作業業11障害者の担当職務作作業業33作作業業22作作業業11出典 )独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構:”第3節新たな職務創出支援モデル”.精神障害者及び発達障害者の雇用における職務創出支援に関する研究(調査研究報告書通刊第133).2017.P105より引用2)職務創出<職務創出の考え方> 企業内で障害者の強みを十分に生かせるような職務を探しても見つからない場合もある。そのような場合は、障害者向けに新たな職務を創り出すことも必要である。 実際の企業ではパソコンを使った事務作業であったり、工場内のライン作業であったりと、障害レベルの重い身体障害者、知的障害者、精神障害者等にとってはマッチしにくい職務しかない場合もある。また、マッチング可能な職務があっても、仕事量が少ないため雇用に結びつかない場合もある。さらに、精神障害者や発達障害者等でパソコン等の専門的な技能を持ち合わせているにも関わらず、その職務に不得手な要素が含まれることから配置を検討できない場合もある。このような場合は、以下の考え方に基づき職務内容や範囲を決めていくことで、1名分(あるいは複数分)の職務を創出する方法がある。<考え方1> 各部署の各社員が行っている業務の中から定型的な作業(コピー、シュレッダー、資料の封入など)を切り出し組み合わせることにより、職務を創り出す方法がある。他の社員からすれば、中核の作業に専念できることから、障害者雇用のメリットを直接受けられることとなる。 第4節 就職から雇用継続に向けた支援 49図3 職務創出の考え方1(切り出し・再構成モデル)

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