就業支援ハンドブック実践編
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図3 暫定支給決定に係る個別支援計画書2年間の長期目標は、Aさんの希望でもある安定就業を目指すことになるが、1~3か月の短期目標については、就業に向けた課題をAさんとともに確認し、比較的取り組みやすいことから決めることとしたPoint9  。短期目標は本人の状況に応じて定期的に設定します。なお目標設定に際しては、本人が具体的に取り組みやすい課題を設定するように配慮し、本人自身も目標を受け入れやすくかつ達成感が得やすいようにします。9Aさんの場合は、体力面についての自信もなくしていたことから、働き続ける体力と気力を養う必要性について確認した。特に、継続して働き続ける意志を持ち続けられるようにするため、「就職はゴールではなく、安定して働き続けることがゴールである。」を合言葉にし、様々な機会を通じてAさんに伝えたPoint10  。事例4 就労移行支援事業所 高次脳機能障害101第2章 事例4

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