就業支援ハンドブック実践編
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図6 Aさんの自己評価ホ 障害の特徴や診断の状況について次に、Aさんが持参した医療情報に係る書類(手帳申請時の書類の写し)と、「職歴や日常生活での困り感を記載する振り返りシート(図2)」を基に、聞き取りを実施した。<診断の経緯・結果>Aさんは27歳の時、発達障害の可能性を疑い現クリニックを受診し、広汎性発達障害の診断を受けた。その後、主治医の勧めで精神障害者保健福祉手帳3級を取得。現在は通院・服薬の必要はなく、主治医から障害の特徴についてアドバイスを受けたい時のみ受診しているPoint10  。発達障害のある方の中には、うつ病等の二次障害がないことから定期通院の必要がない方も多数います。その場合は、主治医とのコンタクトや情報収集が容易でない時もありますが、必要があれば本人の了解を得た上で、主治医やコメディカル等から可能な範囲で医療面に係る情報収集を行うことが適当です。10事例1 地域障害者職業センター 発達障害21第2章 事例1

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