就業支援ハンドブック実践編
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事例2施設内作業、職場実習等におけるアセスメントとプランニング【実施機関】就労移行支援事業所【対象者の障害】重度知的障害本事例の概要 就労移行支援事業所において、職員間で共通したアセスメントの評価項目を作成し、これに基づくプランニングを継続して実施したことにより、重度知的障害者が就職に結びついた事例です。施設内でのアセスメント等を積み重ねたことが、職場実習での事業所内でのアセスメントに活かされるとともに、就業への意欲が低かった本人の思いや考えを正確に汲み取り、就職への意欲向上や考え方の変化につなげた事例です。○ 施設利用前の「行動観察実習」・「実習評価票」○ 施設利用時の「精密評価表」○ 個別目標・支援プログラム会議参考となるキーワード○ 支援対象者Aさん(ダウン症のある重度知的障害者、男性、18歳、愛の手帳(東京都発行の療育手帳)2度)<参考>  愛の手帳の程度は、1度:最重度、2度:重度、3度:中度、4度:軽度の4つに分類されています。○ 主たる支援者就労移行支援事業所(担当支援員)○ 関係機関特別支援学校高等部(担当教諭)福祉事務所(担当ケースワーカー)本事例のキーパーソン事例2 就労移行支援事業所 重度知的障害59第2章 事例2

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