就業支援ハンドブック実践編
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③ 就職後の状況 ~職場⇔家族⇔当施設の3者間での支え~採用後は担当支援員が定期的に職場訪問し、職場との連携を図っている。実習・採用時は、適度な緊張感が見られたが、徐々に緊張が薄れ、時間管理のルーズさや業務の選り好みなど新たな課題が出てきた。これらの課題については、公益財団法人のジョブコーチ支援制度等を活用し、集中的に支援いただいた。現在も職場における課題については日誌や定期的な振り返りの場を設け、老人ホーム⇔家族⇔当施設の3者間で継続的に共有している。重度知的障害者の安定した職場定着には、特に職場と家族、支援機関の連携が求められる。課題が大きくなって深刻化する前に解決するために、また情報を早期にキャッチするためにも、3者の連携が必要不可欠である。事例2 就労移行支援事業所 重度知的障害73第2章 事例2

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