1はじめに視覚障害者が従事する職業は、あん摩・マッサージ・指圧、鍼、灸業が多くを占めていますが、昨今においてはICT技術や就労支援機器の発達・普及に伴い事務的職業やサービス業に就く視覚障害者が増えており、今後一層の職域拡大が期待されています。また、中途で視覚障害となった方の継続雇用や職場復帰についても、ニーズの高まりとあわせて、ICT技術や就労支援機器の発達・普及に伴い職務内容の検討の幅も拡がり、企業の取組が注目されているところです。高齢・障害・求職者雇用支援機構では、視覚障害者の雇用促進及び安定した継続雇用を推進することを目的として、平成11年3月に初版を発行し、多くの方にご利用いただいております。今般、雇用事例、支援機器、支援制度、支援機関等に係る最新の情報を盛り込んだ改訂版を発行する運びとなりました。本マニュアルが、今後ともできるだけ多くの企業等で活用され、視覚障害者の雇入れ、職場定着に役立つものとなれば幸いです。本マニュアルの作成及び改訂にあたり、ご協力いただいた関係者の方々に改めて厚く感謝申し上げます。令和5年3月独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構
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