4444 障害に応じた支援機器が開発されており、障害の状態や職務に合わせてこれらを選択し、組み合わせて使うことができます。よく使われる視覚障害者向けの支援機器には、次のようなものがあります。拡大読書器には、ズームで画面を拡大することができる機能のほか、「白黒反転機能」、「コントラスト強調機能」などが備わっています。網膜色素変性症、糖尿病網膜症、白内障などまぶしさを強く感じる人にとっては、黒地に白文字という「白黒反転機能」によって、まぶしさが軽減されて、文字が見やすくなります。また、「コントラスト強調機能」によって、淡い文字や色文字をはっきり見ることができるようになります。1.機器拡大読書器弱視者のために、ズーム式のビデオカメラで本や書類を写し取り、モニタ画面に拡大表示する装置です。拡大倍率は1.5~50倍程度で任意に設定することができます。最近では、白黒・カラー表示、オートフォーカス、ライン、マスキング、遠近両用式などの機能を備えたものや、折りたたみ可能な携帯性に優れたものもあります。
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