視覚障害者の職場定着推進マニュアル
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「視覚障害者の手引きとリハビリテーション(第4版)」(日本ライトハウス)より5555(1)トイレの利用◆必要に応じ、小便器の場合は中心のパイプに手を導きます。大便器の場合は、便器の位置、ペーパーの位置、水レバー、洗面台(蛇口、石鹸等)の位置等を口頭で説明してください。白杖を使って便器などの位置を知らせることもできます。(2)食事の介助◆ガイド者が異性の場合は、同性の方にガイドを依頼してください。◆配膳の位置を時計の文字盤を例にとって(クロックポジション)説明します。「3時の位置にお茶があります」「12時の位置に魚があります」などという方法です。◆必要に応じ、食器に触れさせてください。 以上、一般的なガイド方法ですが、視覚障害者本人と話し合うことで一番適切な方法を判断してください。◆椅子に座る際には、その旨を告げて視覚障害者の手を椅子の背に触れさせ、もう一方の手をテーブルに触れさせてください。座る動作に手助けは不要です。 また、視覚障害者のふくらはぎが椅子に触れるように誘導したり、シートを手で触らせる方法もあります。4その他

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