聴覚障害者雇用マニュアル コミック版3 聴覚障害者と働く ともに働く喜びを感じる職場作りのために 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者雇用マニュアル コミック版3 聴覚障害者と働く ともに働く喜びを感じる職場づくりのために はじめに  本マニュアルは、聴覚障害者の雇用及び職場定着を推進することを目的として、聴覚障害者雇用のノウハウを平易でわかりやすいコミック版の形式で解説したものです。平成12年3月に初版を作成し、以降、助成金制度、支援機関などに係る最新の情報を踏まえて改訂を重ねています。  本マニュアルが、今後ともできるだけ多くの企業などで活用され、聴覚障害者の雇用促進、職場定着に役立つものとなれば幸いです。  本マニュアルの作成及び改訂に当たり、ご協力いただいた関係者の方々に改めて感謝申し上げます。  令和2年2月 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者雇用マニュアル コミック版3 聴覚障害者と働く ともに働く喜びを感じる職場づくりのために ※この作品は、複数の企業、施設などから取材した事実を基に構成したものです。登場人物、企業などはすべて架空のもので実在するものではありません。 ※聴覚障害者の発語は、自分の言葉を耳で聞いて確認することが難しいため、聴覚障害のない人とは異なる場合がありますが、このコミックではストーリーの流れを重視し、聴覚障害者の発語については特別な表現をしていません。 聴覚障害者と働く ともに働く喜びを感じる職場づくりのために 目次 CONTENTS 主な登場人物 4 基礎編 コミュニケーションの第一歩は正しい理解から 5 聴覚障害の特性 @ 等級だけではわからない聞こえにくさの違い 8 A 「聞こえない」「聞こえにくい」だけではない   障害による社会生活・社会活動のバリア 12 聴覚障害者とのコミュニケーションの工夫 @ 口 話 14 A 筆 談 16 B 情報機器 18 C 手 話 20 就労支援機関の活用 22 実務編 ともに働く喜びを感じる職場づくりのために 23 入職時 職場での受入れ態勢 @ 配属は個々の能力に応じて 24 A 職場の規則・マナーの指導 26 B 指導方法はきめ細かく 31 入職時 コミュニケーションの促進 @ コミュニケーションの基本は確認から 34 A コミュニケーションの壁をなくすには 36 B 誤解は相互理解のチャンス 41 職場定着 長期的な職場定着の促進 @ 個人面談・カウンセリングによるチェック 44 A 手話でコミュニケーションの輪を広げる 47 B 聴覚障害者の意見を活かす 50 C 職場環境や設備の改善のために 53 D 健聴者にも便利な業務体制づくり 56 職場定着 スキルアップ・キャリアアップ @ 研修の機会と情報保障 58 A 会議やミーティングでの配慮 61 B モチベーション向上のための工夫 64 資料編 障害者雇用納付金制度に基づく主な助成金一覧 68 地域障害者職業センター 72 広域障害者職業センター/中央障害者雇用情報センター/障害者職業能力開発校 73 都道府県支部 高齢・障害者業務課 高齢・障害者窓口サービス課 74 財団法人全日本ろうあ連盟加盟団体 75 障害者雇用に役立つ資料等 76 主な登場人物 望月翔太(19歳) 特別支援学校(ろう学校)高等部卒業後、障害者職業能力開発校で1年間の電子機器の訓練を受け、電気・電子機器部品の製造を行っているガリレオ電気に入社した社会人1年生。聴覚障害者の雇用ははじめてのガリレオ電気で、ときに無邪気な面もみせるが、夏目部長以下の指導のもと次第に成長していく。 生後まもなく失聴(障害等級2級) 木村美雪(40歳) 食品会社・五味食品の総務部人事課に転職してまもない。おとなしく控えめな性格。成人してから徐々に聴力を失った中途失聴で、発音がきれいなため、実際よりもよく聞こえているとかんちがいされやすい。そんな自分の状況をうまく伝えられずに前職を離職しており、やや自信を失いかけている。 中途失聴(障害等級3級) 花田千穂(25歳) 既製服メーカー・美装社の工場に勤務。勤続3年。生来は明るく素直な性格。熱心な指導者のもとで技術を身につけ、社内手話サークルなども行っていたが、指導者の退職により元気とやる気を失ってしまう。一時は職場定着も危ぶまれるのだったが……。 生後まもなく失聴(障害等級2級) 海野大介(33歳) 中堅商社・東京商事の企画調査部に勤務。勤続11年。現在は、商品企画に関する調査や企画書の作成を担当しているが、いつかは自分自身で企画を手がけたいという夢をもつ。同期入社の山本直樹とはよきライバル。 生後まもなく失聴(障害等級2級) 夏目 豊(50歳) ガリレオ電気の人事部長。温厚な人事のベテランとしてたくさんの社員の採用や配属を手がけてきたが、聴覚障害者の採用ははじめて。ハローワークなどの支援機関の支援を受けながら、次第に見識を深めていく。 森 和歌子(45歳) ハローワークの担当職員。障害者一人ひとり、また個々の事業所の実情に則し、日々、障害者雇用支援のための相談や指導に当たっている。ときに厳しいアドバイスもするが、温かくきめ細かな支援で、働く障害者と障害者雇用に取り組む事業所を見守り続けている。 山本直樹(35歳) 海野大介と同じ東京商事の管理部に勤務。勤続11年。人づき合いはあまりうまくないが、きちょうめんで誠実な人柄。こつこつとスキルアップのために努力している。 中途失聴(障害等級3級) 基礎編 コミュニケーションの第一歩は正しい理解から 【最初】 はじめまして 【会う】 早春のある朝― ガリレオ電気 人事部長 夏目 豊 目下、ガリレオ電気では はじめての聴覚障害者の 採用を検討しており その受入れについて ハローワークにアドバイスを 受けに行くところだった 夏目部長 わが社でも 障害者雇用を 進めたい! ああ コブシの花が… もう春だなあ! わーっ びっくりした! なんて乱暴な 運転なんだ! ! 聞こえないって どんなこと …!? 聞こえない人と 一緒に働くためには 職場でどんな配慮が 必要なんだろう…? 聴覚障害の特性@ 等級だけではわからない聞こえにくさの違い … それは それは それでは この資料をもとに はじめに、聴覚障害が どんな障害なのかを ご説明しましょう ひと口に 聴覚障害といっても その障害の内容は 実に多様なんです 音や声が 聞こえないと いうことだけでは ないのですか!? まず 聴覚のレベルを 等級などで表す ことがありますが 音の聞こえにくさ にも、種類が あるんです 聴覚障害の等級と程度 2級 両耳の聴力レベルが、それぞれ100dB以上のもの(両耳全ろう) 3級 両耳の聴力レベルが90dB以上のもの(耳介に接しなければ大声語を理解し得ないもの) 4級 @両耳の聴力レベルが80dB以上のもの(耳介に接しなければ話声語を理解し得ないもの) A両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が50%以下のもの 6級 @両耳の聴力レベルが70dB以上のもの(40cm以上の距離で発声された会話語を理解し得ないもの) A一側耳の聴力レベルが90dB以上、他側耳の聴力レベルが50dB以上のもの 〈注〉@同一の等級について、2つの重複する障害がある場合は、1級上の級とする。ただし、2つの重複する障害が特に本表中に指定されているものは、該当等級とする。 A異なる等級について、2つ以上の重複する障害がある場合については、障害の程度を勘案して、当該等級より上の級とすることができる。 (身体障害者福祉法施行規則別表第5号「身体障害者障害程度等級表」より) 音を振動として伝える 伝音系に障害がある場合を 「伝音性難聴」 振動を電気的な信号に 変換して聴神経に伝える 感音系に障害がある場合を 「感音性難聴」 両方に障害がある場合を 「混合性難聴」と呼びます 伝音性難聴では 補聴器の使用は 大きな効果がありますが 感音性・混合性難聴では 補聴器を使っても どんな音なのか その内容がわからない ことも多いのです *聴覚障害別の聞こえ方* ●伝音性難聴の場合の聞こえかた HANASHI→HANASHI 音が小さくなるだけなので、補聴器の効果は大きい ●感音性・混合性難聴の場合の聞こえ方 HANASHI→HANASHI HANASHI 音が歪んだりするので、補聴器の効果は小さい !手話を日常のコミュニケーションにしている人々の大半は感音性・混合性難聴で、ただ単に音量を大きくしただけでは言葉を聞き取れません。音量を上げると、かえって苦痛となることがあるので注意が必要です。 例えば 雑音でラジオが 聞きにくいとき 音量を上げてみた ことはありま せんか? 雑音も 大きくなって 内容がよく聞こえる ようにはならない これと同じ なんです さらに 聴力を失った年齢や 受けてきた教育の違い などによって 話す言葉の明瞭さや 理解力にも 大きな違いが 生まれます チューリップ チュー・ リッ・プ! 蝶々 チョウ・ チョ? もの心がつく前から 聴覚障害があると 話す能力などにも 影響が出るわけ ですね! 一方 中途失聴の場合 話す能力や理解力に 問題がなくても 「読話」や「手話」などを 身につけるのに 時間がかかる ということもあります ? ! なるほど! 私たちは聴覚障害者と 言われると 「耳の聞こえない人」 として同じように 見てしまいがちですが 障害の程度も もっている能力も 実に多様 なんですね もうひとつ大切な 要素があります 例えば 障害や読み書きの能力が まったく同じでも その人が積極的に 社会に溶け込んで いこうとしているか また 周囲の人々が 仲間として障害者を 受け入れようとして いるかどうかによって コミュニケーションの 能力は大きく変わって くるんです えっ!? 誰だって自分を 認めてくれる場では 生き生きと 活動できるけれど そうでなければ 自然と全ての面で 消極的になってしまう でしょう また、積極的に人の輪に 加われる人もいれば それができない人も いるでしょう それと同じで コミュニケーション能力は 障害だけの問題じゃない ということです! うーん コミュニケーション 能力は 人それぞれという わけですね!! 聴覚障害の特性A 「聞こえない」「聞こえにくい」だけではない障害による社会生活・社会活動のバリア もうひとつ理解して おいていただきたいのは 社会生活、社会活動に 参加するときに 聞こえないことから さまざまな場面でバリアに 直面することが あるということです バリアをどう解決 していくか バリアフリーの 見方が大切に なります *ICF(国際生活機能分類)に基づく聴覚障害によるバリア* 聴覚発音 健康状態 言語コミュニケーション 心身機能 身体構造 活動 参加 地域 職場 環境因子 個人因子 資格 就職 バリアフリー ……!? 聴覚に障害があると どうしても 吸収できる情報が 不足したり 偏ったりしがちです そのため、情報障害 とでもいうような 状況があるんです 情報障害!? 例えば こんなバリアがあります ある聴覚障害者が 上司から取引先に書類を 届けるように頼まれて …… 途中で道草 食わないで 届けてね! ! 私は牛では ありません! え? ん!? えっ !? 軽い冗談のつもりが 「道草を食う」が 「寄り道をする」意味 とは伝わらなかった のですね!! ええ、比ゆの知識が 十分でなく 言葉の意味をそのまま 受け取ってしまった のです この人のように 問い返せば 誤解がとけ 笑い話ですみますが 意味の取り違えが 深いキズを残してしまう こともあるんですよ ふーむ こうした、ちょっとした 情報の欠落が大きな トラブルや誤解の原因に なることが実際にあるん ですよ でも それは… ええ、おたがいの心が 開かれていれば すぐに解決できることですが 聴覚に障害があるということが 実に大きなバリアを 与えているということを 理解してほしいのです 聴覚障害は“情報”障害 ●私たちは、生活や仕事に関する情報の多くを、視覚によって認識する文字情報と聴覚による音声情報から手に入れています。したがって聴覚障害は、「聞こえない」あるいは「聞こえにくい」ということだけでなく、情報の受入れ口が狭まっていることでもあるのです。 ●一般に聴覚障害者は、知っている言葉の数が聴覚障害のない人に比べて少ないといわれます。聴覚障害のない人は耳で聞くことにより言語の発達が自然に行われますが、音声言語を獲得する前から聴覚障害があると、教育によって言語の習得を図らなければなりません。そのため、言葉の数が少なかったり、漢字の読み方を間違えて覚え、書いてしまったりすることがあります。 ●情報の不足や偏りは、コミュニケーションが円滑でないことにとどまらず、ときに対人関係や社会参加に消極的になるといった心理的な問題を引き起こす場合もあります。 聴覚障害者との コミュニケーションの工夫@ 口 話 わが社では 先日の就職面接会に 来てくれた 望月翔太さんの 採用を考えている のですが… 特別支援学校(ろう学校) 高等部卒業後 障害者職業能力開発校 で電子機器の 訓練を受けている 青年ですね 彼の場合 だいたいの話は 口話で通じる ようですね でも 口話は唇の動きなどを 読み取るわけですから 完全に理解できない ことも多いので 注意が必要です 例えばこんな話が― 上司に作成した資料を チェックしてもらい …… う〜ん いいね これコピー して! えっ ゴミ?! んっ!? ゴミ かあ… !! おいおい きみ コピーだよ コピー!! えっ !? あっ コピー ですね!! コピー 「コピー」と「ゴミ」 なるほど口の動きが 似ていますね ゴミ 「橋」と「端」と「箸」の ように日本語は 同音異義語も多くて 間違いやすいのです 口話は 口の形や表情 会話の流れなどから 推量して判断します さらに、身振りや 手振りなどを まじえて話すと 理解が深まります ☆相手の顔を見ながら  はっきり口をあけて  ゆっくりめに―― ☆1音ずつではなく  意味のまとまりごとに―― こ・ぴ・い・を・お・ね・が・い コピーを・ お願い ☆二重否定などの複雑な表現は避けて  明瞭・簡潔な表現で―― その方法が いけない わけでは ない! 聴覚障害者との コミュニケーションの工夫A 筆 談 口話で 伝わらないときは 筆談を まじえます 筆談… ですか!? 口話に比べて少し面倒に 思えるかもしれませんが 聴覚障害者と聴覚障害のない人双方にとって 確実性の高い コミュニケーション方法です 特に仕事の指示や伝達事項など 重要なことは 筆談がいいですね わかりました! 筆談の場合も わかったかどうか 確認しながら 進めることが大切です 例えば、こんな話が…… ヨコクに 行ったこと ある? ヨコク? わたし ヨコクに行って みたいの なあんだ それは シコクよ! 誰でも漢字の 読み方を勘違い したことって ありますよね 聴覚障害者は どうしても情報が 限られてしまうので 読み間違いも ありがちです ですから 筆談と口話を 組み合わせた方が 正確に伝わり ますよ 組み合わせると よりわかり やすいんだ! わかりやすい 筆談の方法を おたがいに了解して おくとよいのですが 一般的には… このポイントを ふまえて わかったかどうか 確認しながら 行います ○漢字もまじえ  読みやすい  文字で ○長い文章は避け  ていねい語や  尊敬語も省略 ○5W1Hを  明確にして  要点を簡潔に ○質問は「YES」  「NO」で答えられる  明快な文章で なるほど! コミュニケーション上の注意点 ◎その人に合った方法で伝え、必要に応じて復唱・確認を  小さい頃から「わかったか?」と聞かれることが多いため、つい無意識のうちにうなずいてしまったり、意味があやふやなままやり過ごしてしまうという人もいます。業務上の重要事項や連絡などは、その人の一番わかりやすい方法で伝え、場合によっては確実に理解できたかを復唱・筆談などを併用して確認したほうがよいでしょう。また、同じ言葉を、3、4回繰り返しても理解してもらえないときは、言葉や表現を変えてみるのもよい方法です。 ◎特殊な読み方の漢字などには「ふりがな」を  聴覚障害者は、多くの言葉を視覚情報によって覚えるため、「施工」のような特殊な読み方をする漢字では、意味は理解していても正しい読み方を知らないことがあります。特殊な読み方をする漢字などにはできるだけ「ふりがな」をふったり、業務で使用する専門用語、略語、難しい言葉などは、読み方と意味を明記したリストを作っておくとよいでしょう。 聴覚障害者との コミュニケーションの工夫B 情報機器 あら!メールだわ!! パソコンや 携帯電話の メールの普及で 聴覚障害者との コミュニケーションの 幅は大きく広がり ました! 私のところにも よくメールをくれる 聴覚障害者が いるんですよ メールは 聴覚に関係なく 会話が楽しめる わけですね 職場などでは 業務の指示・伝達などに 利用するほか、いろいろと 活用されていますよ ○○社では 聴覚障害社員のために 朝礼や社内放送の内容を 社内メールで全社員に 伝達するようにしたら 指示や情報が全社的に徹底する ようになったということです また、聴覚障害者も 社外に出ることの多い 会社では― あれ 鈴木君は ? 外出です ああ 困った! 仕事に変更が 出たので 至急打ち合わせを したいんだけど… ちょっと 待って ください んっ! 何か連絡 かな? 課長、鈴木さん 15分ぐらいで 戻るそうです! おお、そうか! 携帯のバイブレータ機能 とメールを利用すれば 必要なときに連絡が とれます なるほど! ただ IT企業に就職した ある聴覚障害者から 聞いた話ですが 隣り合った社員が すべてパソコンで やりとりして 会話を交わすことが ないんだそうです フム フム フフ フ… これはたまらないと 言っていました やはり情報機器も コミュニケーションを しっかりとってこそ 活用できるもの だと思います 情報機器の有効活用 ◎FAX  社外や離れた場所からの連絡に便利です。ただしFAXで送信した内容は、第三者の目にもふれることもあります。プライバシーに関わることや機密性の高い内容には注意が必要です。 ◎電子メール  業務の指示・伝達などに積極的に活用することによって、聴覚障害者の仕事の範囲を広げたり、コミュニケーションを促進する上で大きな効果を発揮しています。 ◎携帯電話やスマートフォンなどのメール機能  携行に便利な文字通信機器として、聴覚障害者の重要なツールになっています。特に、着信を振動で知らせるバイブレータ機能は、必要なときにすぐ連絡が取れるので便利です。 ◎その他  聴導犬、ビデオチャットやSNSなどインターネットを利用した文字や動画によるコミュニケーション方法など。 (Windowsの標準ユーザー補助機能には、システムの警告音などを視覚的に表示する「サウンド表示」機能があります) 聴覚障害者との コミュニケーションの工夫C 手 話 もうひとつ 多くの聴覚障害者にとって リラックスして 意思の伝達がしやすい コミュニケーションに 手話があります でも手話を覚えるには そうとう時間が かかるでしょう? いえ、職場に おすすめしたいのは まず「手話をうまく 使える」ことよりも 「手話を使うことを 理解する」こと なんです 例えば こんなケース― あの… 聴覚障害のない人からの 手話による コミュニケーションは 聴覚障害者を 積極的に理解する 姿勢を表し 信頼関係を深めます なるほど! おはようございまーす 十分にマスター していなくても 積極的に取り入れて いくことが大切 なんです 聴覚障害者に 教えてもらうと いいコミュニケーション になるかもしれませんね コミュニケーション 手話に早くなじむ ポイントは― @まず仕事で日常的に  使っている言葉の中から  簡単な手話をひとつ  選んで毎日使い  だんだん増やしていく ありがとう おつかれさま Aものの形や動きを  ジェスチャーのように  表現する手話が多いので  何を表しているか  考えながら行う 会う B手の動きと一緒に  ゆっくり言葉も発音  しながら行うと  より正確に伝わる うれしい ! C大切なことは筆談と  併用して確実に伝える D伝えた後は  正確に伝わったか  どうかを確認する わかり ましたか? わかり ました! でも 思春期以降に 聞こえなくなった人など 手話を習得していない人も います どんなコミュニケーション 方法がよいかは 聴覚障害者や 本人の理解・表現力に応じて 本人と相談してください 就労支援機関の活用 さっそく 受入れ態勢を 整えて わが社も 取り組みたいと 思います 何かありましたら また相談に いらしてください 「ハローワークの」のほか 「地域障害者職業センター」 「全日本ろうあ連盟加盟団体」 などが 障害者や事業主に対して 雇用前から雇用後の各段階で いりいろな支援に あたっています *聴覚障害者の雇用を支援する主な機関* 障害者 事業主 ハローワーク ●仕事を探したい ●就職に向けて受けられる支援制度を知りたい ●障害者を雇用したい ●障害者雇用に関する支援制度を知りたい 障害者職業能力開発校等(一覧は73ページ) ●職業に必要な技能を身につけたい(申込みはハローワーク) (独)高齢・障害者・求職者支援機構 都道府県支部 高齢・障害者業務部(一覧は74ページ) ●助成金などの、各種相談・情報提供を受けたい 中央障害者雇用情報センター(73ページ) ●雇用に役立つ情報や、機器やDVDの貸出しについて知りたい 地域障害者職業センター(一覧は72ページ) ●就職に向けての課題や自分に合った仕事を知りたい ●基本的な労働習慣を身につけたい ●専門的な支援を受けながら就職を目指したい ●障害者の雇用管理に関する専門的な助言を受けたい (財)全日本ろうあ連盟加盟団体(一覧は75ページ) ●生活や仕事の悩みを相談したい ●聴覚障害や手話通訳について知りたい 実務編 ともに働く喜びを感じる職場づくりのために 【一緒】 ともに働く 【仕事】 入職時  職場での受入れ態勢@ 配属は個々の能力に応じて このストーリーの主人公 望月翔太さん(19歳) ガリレオ電気生産課 第1チーム所属 新入社員 生後まもなく失聴 (障害等級2級) わが社も障害者雇用に 取り組むことになった トップバッターとして 望月翔太君という 聴覚障害のある青年に 来てもらう予定だが… 生産課 青木課長 第1チーム 松本主任 必要な指導や業務指示は どうすればいいんですか?! 他の従業員とのコミュニケーションは とれるんでしょうか? 品質や生産数の目標は達成 できるんでしょうか? おいおい、青木君 落ち着いて。いやあ 私も少しばかり勉強 し始めたばかりだが 聴覚障害があっても 生産管理やパソコンを 中心にした事務などで 活躍してる人は 多いんだよ それから ちょっと この記事を 見てみたまえ この人はホテルに 就職して、本人の希望で 会社に熱心にかけあい りっぱに接客の仕事を こなしているそうだ 聴覚障害者が ホテルの客室係 …!? 確かに営業などは 大変かもしれないが 原則的には聴覚障害者に できない仕事はほとんど ないといわれている そうだよ 弁護士や学校の 先生として活躍 している人も いますよね ほほう 松本君は詳しい ようだね いえ、娘が障害児と 一緒に統合保育をして いる幼稚園に通って いるので、障害のある子と どんなコミュニケーション をとったらいいかなどを 子どもたちが自然に 理解して一緒に遊んで いるのを見て、関心を もつようになりました それなんだよ! 職場でもどこに配置 するかということと 同時に、受け入れる 態勢をしっかり整え られるかどうかが 重要なんだ!! 配属時の指針(1例) ●聴覚障害者と聴覚障害のない人が、ともに満足できる職場であるためには、聴覚障害者、その上司、ともに働く同僚が、それぞれの立場を理解することが大切です。そのためには具体的で詳細な「配属時の指針」を作ることが必要です。以下に1例を示します。 @本人の障害の程度を正しく把握する A聴覚障害者の特徴を理解する B職場の規則、ルール、マナーを十分に説明する C会社における職場の役割や他部署との関係などについて十分に説明する D聴覚障害者各人の特性、能力に配慮して、業務分担を検討する 入職時  職場での受入れ態勢A 職場の規則・マナーの指導 第1日目 導入研修を終えた 望月翔太さんが ガリレオ電気 生産課第1チームに 配属されました 始業前に しっかり準備を しておこう 生産課 第1チーム さあ 作業開始だ! 4日後 なんだ、あいつ! 毎日、始業ギリ ギリに出社か! 新人のくせに 始業準備も しないで んっ なんだか まずい ムードだなあ さあ、ゴールデン ウィークも近いし ラインはフル稼働 だ!! 忙しいが みんな 頑張ってくれ! どうだね、松本主任 望月君の様子は? がんばって仕事を 覚えようとして いますよ。ただ 始業時間ギリギリに来て 準備もしないと みんなからクレームが 出ています みんなが自発的に やっていることで 規則というわけでは ないので 早く本人が 気づいてくれると いいのですが… いや ハローワークの 森さんから 聞いたんだが… 聴覚障害があると 情報や経験が不足しているために 社会のルールを十分に知らなかったり 相手の考え方や気持ちが理解できなくて 自己中心的とみえる行動を とってしまう人もいるそうだよ お先に ー! この 忙しい のにー でもそれは、その人だけの 責任ではないんだ… まわりの雰囲気を察する ことが苦手な傾向があるから マナーの問題は本人にどう 伝えるか難しい面もあるけど 会社の規則や職場のマナーや 暗黙のルールについては はっきり教えてあげるべき だと思うな そして 5日目の朝― あれっ、今日は 望月君は? そろそろ 10時だなあ おはよう ございます …… どうした 望月君 元気がない ようだが… すみません もう大丈夫 ですから はじめての仕事で 少しはりきり すぎたようです 慣れないことばかりで 大変だろうが 体には十分 気をつけないとね 朝、遅刻しそうなので 連絡したかったんですが どうしたらいいか わからなくて… そうだね 連絡方法を決めて いなかったね キミの家には FAXがあるかい? はい FAXが便利なら遅刻や 欠勤のときはこの番号に 連絡するように メールの場合は 私と松本主任の 業務用アドレスに 連絡してほしい いずれも会社が始まる 5〜10分前には しっかり連絡すること そのほかの規則や ルールもこのメモに まとめておいたので 確認してほしい わからないことや変更が ある場合には そのつど松本主任と 話し合うように 例えば、始業時間は 9時だけど、9時から 仕事が始められるように みんな自発的に10分前 には来て始業準備を している これもここの職場の マナーのひとつですね みんなが力を合わせて 仕事をして はじめて ガリレオ電気の製品は 完成する そのために、望月君も しっかり職場規則や マナーを身につけて いってほしい!! はい わかりました! 翌月曜日 午前8時50分― ほう やってる やってる 望月君がうまく 定着するには まだまだテーマが あるだろうが ひとつひとつ 取り組んでいこう! 規則・マナーの指導の考え方 ●聴覚障害者の中には、基本的な社会のルールを十分身につけていなかったり、相手の感情や気持ちをくみ取ることが不得手で、周囲から自己中心的と受け取られる言動を取ることがあります。 ●その背景、@聴覚障害のない人との対人関係や社会参加の経験が乏しい人もいる、A「聞こえない」ことにより、「相手の言葉の微妙なニュアンスなどで意図を推し図る」「周囲の会話などから場の空気を読む」などが難しいことなどを理解した上で、社内の規則や職場のマナーとして身につけてほしい事柄について、しっかり伝えていくことが大事です。 〔基本的な社会のルールの例〕 ◇挨拶は自分から行う(相手の顔を見て) ◇始業時間ギリギリに出社するのではなく、始業時間から仕事を始められるような時間に出社する ◇遅刻、欠勤の際は、始業時間の前に会社に連絡を入れる ◇自分から進んで周囲に意思表示をする(わからないことや困ったことがあるとき、長時間席を離れるときなど) ◇上司や部下、正社員とパート、嘱託職員など、組織上の関係や役割があることを理解する(場合によっては、自分より若い人や、後から入社した人に指示を受ける場合もあるなど)。そのうえで、自分や相手の立場をふまえた言動を取る ◇仕事以外の役割分担(給湯や机を拭く当番など)があることを理解する 〔指導での留意点〕 ◇「暗黙の了解で、そのうち察してくれるだろう」ではなく、本人にはっきりと伝える ◇一方的にルールやマナーを伝えるのではなく、その意味を確実に理解してもらうように説明する ◇本人に直接関係することに限らず、職場での役割分担や指示命令の流れなど、職場全体のことをきちんと伝える ◇聴覚障害者側の事情も十分把握した上で、ときには個別にルールを決める(例:遅刻や欠勤の連絡方法) 入職時  職場での受入れ態勢B 指導方法はきめ細かく キミ、こんな いい加減な仕事を してもらっちゃ 困るんだよ!! この箱の中の ものは全部 ちゃんと部品が ついていなかっ たよ!! どうした んだね? あっ リーダー 困りますよ これ! 就業時間後の ミーティング これは望月君だけの 責任じゃない チーム全体の問題として 話し合う必要がある と思う …… あのー これ実は ぼくの責任 なんです 望月君に 聞かれたとき 忙しかったので あやふやに 「いいんじゃない」 って答えてしまった んです あのときちゃんと 確認していれば… ここはこれで いいですか? ん? いいんじゃ ない… 今まで望月君には 専任の指導者を つけてこなかったけど これからは瀬戸君が 望月君と組んで マンツーマンで指導して くれないか? え? ぼくが?! 第1チームの仕事は 第1チームみんなの 責任だ! 瀬戸君の分の 仕事は全員で カバーすれば いいんだから! よーし 望月君 これからは ビシビシと 鍛えるゾ〜!! はい! 翌日から @ハンディーボードに  書いて説明 青い部品は右 赤い部品は 下につけるん だよ わかった? はい! Aやり方を示し、 ひとりでやって もらい、確認 ここは こうやるんだ やってみて! はい! B不具合品のサンプルを  実際に並べて説明 この部品は 左につけると すぐにとれて しまうんだ! そうかあ! 教育訓練のポイント ●聴覚障害者の特性をよく理解し、相手の立場にたって、相手の理解力に合わせる。 ●なぜ、このことが必要かということを納得させる。 ●やさしいことから、順次難しいことに進む。 ●同時にたくさんのことを教えずに、一度には1つのことだけを教える。 ●根気よく、何回も繰り返す。 ●図で示したり、映像やスライドを使用する。 ●効果的な教え方   やり方を示す→一緒にやる→1人でやってみる→何回も繰り返す 入職時  コミュニケーションの促進@ コミュニケーションの基本は確認から このストーリーの主人公 木村美雪さん(40歳) 食品会社五味食品 総務部人事課勤務 転職してまもない 中途失聴 (障害等級3級) はい 人事課の小泉です! あっ 八島係長! ああ、小泉さんか あさっての会議が急に 明日になったので 頼んでおいた資料を 今日中につくっておくように 木村さんに伝えてくれる? それから、ぼくの 机の上のファイルも 木村さんに渡して おいてくれる? はい わかり ました! 木村さん、出張先の 八島係長から電話で このファイルを木村さんに 渡すようにって… それから あさっての会議が 明日になったんで 例の資料を 今日中に作成して おくようにって ああ、これが あのファイルで ……!? ここに書いて もらえますか? じゃあ 木村さん よろしく お願い します すぐ 行きます 課長! えっ! はっはい … 資料を どうすれば いいの!? 明日 係長に 聞こう… 翌日の朝― えー? 資料できて ないの!? 昨日ちゃんと 伝言しておいた んだけど… 私、聞いて ませんけど …… 小泉さん 昨日木村さんに 伝言してくれ なかったの? すぐに 伝えました けど… でも 木村さんは 聞いてないって 言ってるよ! えーっ そんなあ…! …なるほど 小泉さんも木村さんも 内容が伝わったかどうか きちんと確認すべき だったね 特に大事な 業務連絡は メモを利用する ようにした方が いいな ごめんなさい わかったと思い 込んでしまって … 私も わかるまで ちゃんと聞き かえせばよかった んです ぼくも携帯から メールを送って しっかり確認 すべきだった そう、みんな おたがいにしっかり 確認し合うことが 大切だね 入職時  コミュニケーションの促進A コミュニケーションの壁をなくすには キミ この書類は 今年から新しい 書式になったと 言っておいたじゃ ないか!! ちゃんと話を 聞いてないから こういうミスを するんだよ! 私も 気をつけ なくちゃ… 数時間後のこと― 課長 書類が できました ムッ! なんだ これは! キミたちは 何度同じことを 言わせるんだ!! 書き直して きなさい! どこが いけないんで しょうか …… どうして? 木村さん … ごめんなさい さっき… この会社も やっぱり… 前の会社では 私は中途失聴なので 発語がきれいということで 実際よりもよく聞こえる と思われていた。 えーっ うっそー !! ねえ 木村さんも そう思わ ない? 聞こえないこと わからないことが きちんと理解して もらえず 情報センターに 転属されて しまった わーっ わからない! どうしよう! はーい どうぞ! 失礼しま… あっ森さん!? あら、木村さん あなたの様子が 気になって 今日は定期訪問に 来たのよ 木村さん ごめん… あら 桜井さん?! 2人とも どうしたん だね? まあ 入りたまえ はい 失礼します さっきは ごめんなさい あの書類は書式が 変わったのよ 少し前に山田さんが 同じミスで課長に 怒られたときに 教えてあげるべき だったの いくらペアで 仕事を教える 役目でも 同僚が怒られて いることまでは 伝えにくいわ よね はい なんだか 告げ口してる みたいで… そういえば こんなことも ありました 何をやって いるのかしら? 2千円で いいかしら? 私も 2千円 … さっき、何の お金を集めて いたの? あっ知らなかった んだ! 経理部の 藤井さんのお母さんが 病気で亡くなった のよ! えーっ 知らなかった …! だから、みんなで お香典を集めて いたのよ。知ってると 思ってたの …… …… 確かに 結婚や出産の ようなおめでたいことは みんな話題にするけど ご不幸はあまり口に しないしなあ…! だから 私だけ 全然知らずに いることがある んです そういうところで 聴覚障害者は 社内のコミュニケー ションの輪にうまく 入れないことが けっこう 多いようです そうなんです たとえ小さな情報でも それが職場の雰囲気を 変えることもあり そのコミュニケーションの 輪に入れないと 何となく 自分の居場所じゃない ような気がしてしまう んです そういうことも話し 合える仲間をつくる には待っている だけじゃだめだと 思うの! 自分からも 話しかける ようにしなく ちゃね でも、聴覚や言語に 障害があることで コミュニケーションを とることに臆病になったり 緊張したりする人が 多いのも事実だから まず周囲が受け入れる 努力が必要だね ところで木村さん 私に何か 用事があって 来たのでは? いいえ、もう いいんです 私頑張り ます! フフフ 入職時  コミュニケーションの促進B 誤解は相互理解のチャンス ある日のこと― キャッ!! コピー こ・しょ・う・ちゅう メ・ン・テ・ナ・ン・ス た・の・ん・だ・わ! あーっ びっくりした… まあ なんて乱暴な 人なんでしょう! そして― あら? 開かないわ! そのロッカー 開けるの コツがある のよ! 困ったわ ちょっと 貸してごらん なさい! わあ! 何するん です! ほら 開いた! いきなり ひどいわ どうして 意地悪ばかり するんだろう? 翌日の 退社時のこと― はっ! 昨日は ごめんなさい! あなたにどう 声をかければいいのか わからなくて… ! 話し合える 仲間をつくるには 待っているだけじゃ だめだと思うの 自分からも 話しかけるように しなくちゃね 仕事で何度も 聞き直したら それからあまり 話をしてくれなく なった人もいるし … もう一度 お願い します 仕事で必要な 話はちゃんとして くれるけど それ以外では あまり話を してくれない 人もいる… でも この人は 私に謝るために 「ごめんなさい」と いう手話まで 覚えてくれて おたがい理解を し合うことが大切 なんだ…! 私は大人になってから 聞こえなくなったので 手話はできません。 でも 大きな声で はっきりとゆっくり 話してくれれば 会話もできます わかった・ 私・綱島・と いうの・ よろしく・ね! それから 昼休みや就業時間後に 楽しそうに会話をする 木村と綱島の姿が 見られるようになった あなたのおかげで やっと自分の ことが伝えられる ようになったわ 心のバリアフリー ◎聴覚障害者の気持ち  コミュニケーションの困難さや情報不足の不安などから、聴覚障害のない人との交流に強い緊張感を抱いたり、失敗を恐れてなかなかうまく心を開けない人がいます。 ◎聴覚障害のない人の気持ち  聴覚障害者とどのようにコミュニケーションをとってよいかわからないために、積極的に接することを避ける人がいます。 ◎心の壁を取り除くためには  特に周囲の聴覚障害のない人からの積極的な働きかけが大切です。おたがいに同じ職場の仲間であることを意識するとともに障害についての理解を深め、広い心で相手を受けとめる気持ちが必要です。また社内の行事をはじめ、勤務時間以外の余暇活動などにも聴覚障害者が気軽に参加でき、打ち解けた雰囲気の中で心を開くことができるように配慮することが望まれています。 職場定着  長期的な職場定着の促進@ 個人面談・カウンセリングによるチェック このストーリーの主人公 花田千穂さん(25歳) 既製服メーカー美装社の 工場に勤務 勤続3年 生後まもなく失聴(障害等級2級) 工場の昼休み どうしたん だろう… 花田さん、このごろ 元気がないなあ やあ、花田さん どう、仕事 頑張ってる? 手話サークルも 続けているかい? あ、部長… いえ、あんまり … 私、工場を 辞めたいん です… えっ!! ちょっと 花田さん?! 応接室 忙しいのに 現場を空けさせて すまないね 実は 花田さんのこと なんだけど… 花田さんは よくやってますよ まわりの人たちとも うまくやっている ようです キミは新任で よく知らないだろうが 以前の彼女はもっと 陽気で活発だった ように思うんだ がね… そうなんですか? 現場ではまじめに 働いていますが… ふーむ …? そういえば 地域障害者職業センターの カウンセラーから 指導を担当していた上司が 異動になったときに 離職してしまった 聴覚障害者の事例を 聞いたことがあるなあ 前の 指導員 新任の 指導員 確かに前任の 添川さんは きめ細かい 指導を していたなあ 技術指導も 熱心だったし 現場のみんなで 手話を覚える 「1日1手話運動」 余暇も楽しく やっていた― 添川さんの定年退職が 原因だとしたら 改めて、人が 変わっても彼女への配慮が 変わらないような体制を つくらないと いけないなあ 仕事の方は どうですか? なんとか 頑張って います 定期的に 面談もして 花田さんの悩みも 理解していかないと… 相互関係から問題解決へ導く ●聴覚障害者の職場定着を図るうえで重要なことは、聴覚障害者の職場に対するニーズや悩みをどのように知り、対応していくか、また上司・同僚との間に生じている小さな溝やすれ違いをどうやって埋めていくかです。その企業が聴覚障害者についてどのようなことを考え、どう対応していこうとしているかをしっかり理解してもらうことも大切です。こうした問題に効果を発揮する取り組みとして、多くの企業で個人面談が実施されています。 ●個人面談は上司が直接行う場合もありますが、社内の「障害者職場定着推進チーム」(55ページ参照)による面談やカウンセリングも効果をあげています。この推進チームによる面談では、第三者的な立場から、上司・同僚・障害者の間のパイプ役として意思の疎通を促し、問題解決への的確なアドバイスが可能です。さらに、縦割り的な対応だけでなく、職制を超えた問題解決にも効果的に機能します。 職場定着  長期的な職場定着の促進A 手話でコミュニケーションの輪を広げる どうだい、もう一度 手話サークルを 頑張ってみないか 花田さん! でも… これで よし! しっかり チェック しましたか? はい 大丈夫 です! あなたたち 遊んでないで 仕事、仕事! どうして 手話で話すと 「遊び」に なっちゃうの? みんなだって 仕事中に話を することが あるのに… 手話サークルも このごろ出席率が 低いし… やっぱり 手話が自由な 表現手段だって ことを、みんなに わかってもらうのは 難しいと思います 先日、テレビで 手話コーラスを 見たんだけど 素敵だったねえ わが社の 手話サークルでも 取り入れてみたら どうだろう? 手話コーラス かあ… なんだか 楽しそう! 手話サークルの日 今日から 手話コーラスを 始めたいと 思います 手話コーラス? 手話コーラス だって? できるか なあ… でも なんだか 楽しそう むずかし そう… まあ、とにかく やってみましょう はい、これ 楽譜よ! いつも前を向いてがんばろう 楽しく笑える日が来るよ 悲しいことがあっても 歌詞の気持ちを 手話に込めて 歌ってね! 手話によるコミュニケーション ●手話は、聴覚障害者にとってリラックスして意思伝達しやすいコミュニケーション方法です。手指の形で五十音を表現する「指文字」や、指で宙に大きく字を書く「空書」も手話の補助手段として利用されています。  また、聴覚障害のない人からの手話によるコミュニケーションは、聴覚障害者を積極的に理解する姿勢を表現することでもあり、より信頼関係を深めることにも役立ちます。完全に習得していなくても、積極的に取り入れていくことが大切です。 ◎手話を習得する方法  聴覚障害者自身から教えてもらったり、社内で手話に熟達している人や社外の講師に依頼して、講習会を開く方法が一般的です。また、昼休みや就業時間外に自主的に集まって、サークル活動として行っているところもあります。より効果を高めるには、会社側の理解と積極的な支援も必要です。 職場定着  長期的な職場定着の促進B 聴覚障害者の意見を活かす ある日の 応接室 花田さん 忙しいのに すまないが … 何か? 今度、うちに 2人の聴覚障害者が 入社することに なったんだ 実はその2人の 指導を花田さんに お願いしたいと 考えているんだが… えっ! あなたの仕事ぶりは 現場のみんなも 評価しているのよ その経験を 新しく入ってくる 人たちに 伝えてほしいと 私も思うわ でも 私には …! うちも 障害者の雇用は 花田さんが 初めてで 体制が整っている わけではない これからは キミに中心に なってもらって 改善していこうと 思っているんだ でも 私1人では… 手話サークルで 手話を勉強している 現場の仲間から もう1人スタッフを 決めて、チームを 組んでやってみて くれないかな? できるかしら でも、よい職場を つくる チャンスかも …… わかりました 私やってみます! そうか! これからは 自分の意見を はっきり言って 後に続く人を 育ててほしい! はい 頑張ります! それから 1か月後― こういう ところは特に 注意して … 頑張って ね! ありがとう ございます 失礼します 2人とも あんまり 自分の考えを 言わなかった わね 聴覚障害者って 聞こえないだけ じゃなくて 言いたいことが 言えないという こともあるの 言いたいことが 言えるような 職場をつくるのが 私たちの仕事なのね ええ! 聴覚障害者とともに職場環境の向上を図る ●障害者の悩みや不満を一番に理解しているのは障害者自身です。「障害者職場定着推進チーム」(55ページ参照)には、障害者の代表にも参加してもらい、その体験や思いを職場環境づくりに役立てましょう。また、(財)全日本ろうあ連盟加盟団体(75ページ参照)に相談するなど、社外との積極的な交流や情報収集も効果的です。 ●手話に習熟している聴覚障害者に、社内の手話サークルの運営を手伝ってもらったり、職場の先輩として、同じ障害のある新人の指導に当たってもらうなど、職場において主体的に参加できる場面をつくることは、コミュニケーションを促進するだけでなく、聴覚障害者の職業人としての自覚を高め、仕事への意欲を向上させる点からも大きな効果を生みます。 職場定着  長期的な職場定着の促進C 職場環境や設備の改善のために これで いいのかしら? ここは こうして… やっぱり 工場の全工程が わかった方が いいわね! うーん イラストって けっこう難しい なあ これでわかる かしら? 大丈夫 大丈夫! よし、できた! 文字が ぎっしりより はるかに わかりやすい かも…!! あっ 部長!! キミたちが熱心に 指導していることは 聞いているが 随分頑張ってる んだねえ どれどれ ほほう これはよく 描けてるね! まさに 「目で見る マニュアル」 だねえ! 私が新人だったころ 添川さんが絵で 工程を説明してくれた のが、とてもわかり やすかったんです こっちは 職場のみんなが もっと新人さんたちに 話しかけてくれるよう コミュニケーションの ポイントをまとめ ました ほう ! それから部長 聴覚障害者には 業務時間を知らせる チャイムや緊急放送 が聞こえないので 電光掲示板を 設置してほしい んです 故障や部品切れなどが 発生したときに すぐ連絡がとれるように 呼び出しランプ(パトランプ) もあるといいと 思います ハハハ キミたちは もうしっかり わが社の小さな 「障害者職場 定着推進チーム」 だね 障害者職場 定着推進チーム って? それはね 障害者が働く 喜びを見い出し 能力を十分に 発揮できる 職場環境づくり などを目的として さまざまな活動を 行うために 各企業が自主的に つくっている チームなんだ 障害者個人の 相談にのるほか、 社内の障害理解 促進などに組織的に 取り組むものだよ @障害者職場定着推進チーム打ち合わせ A仕事やコミュニケーションなどの悩みの  ヒアリング B社員へのアンケート調査 障害者職場定着推進チーム ●障害者職場定着推進チームは、障害者が働く喜びを見出し、その能力を十分に発揮できる職場環境をつくり、職場適応を促進することを目的として各企業が自主的につくるものです。事業所の代表者をはじめ、人事担当部課長や障害者の配属職場の長、障害者職業生活相談員などが加わり、組織的に障害者の職場適応に関する事項を協議し、改善していくものですが、新たな組織をつくる方法のほか、障害者も含めた従業員の職場適応の向上を図るための既存の組織(幹部会議、○○委員会など)があれば、その運営、活動を当該チームとみなしてもよいでしょう。 〔主な活動〕 ◇障害者雇用についての理解と促進に努める ◇障害者の作業意欲を把握し、意欲を高めるための援助を行う ◇個別相談の実施によって問題点を把握し、解決へ導く ◇職場配置や業務内容の見直しを行う ◇教育・訓練の方法の見直しを行う ◇労働環境の見直しを行う ◇人間関係などの職場生活についての援助を行う ◇余暇活動についての支援を行う ◇障害者職業生活相談員の活動を支援する 職場定着  長期的な職場定着の促進D 聴覚障害のない人にも便利な業務体制づくり おはよう ございます 今日の… おはよう ございます おはよう ございます 聴覚障害者には、社内放送で 連絡される作業の注意や変更が わからないという問題提起から ホワイトボードで1日の仕事を 確認し合う朝礼が始まり 職場の全体のミスが大幅に減った 花田たちが イラストを描いた 「目で見るマニュアル」 をもとに ビジュアル化された マニュアルが美装社の 標準マニュアルとなり わかりやすいと 喜ばれている なるほど わかりやすい ねえ… 聴覚障害者に対する コミュニケーションの配慮によって 障害のあるなしにかかわらず職場全体の コミュニケーションのがスムーズに なった あれから 1年たった ある日― 障害者にとって 働きやすい環境って 従業員全員にとっても 働きやすい 環境なんだね! そういえば 去年の秋には … いろいろ大変だったけれど、 キミたちの活躍のおかげで わが社の聴覚障害者の 受入れ態勢もしっかり 整ってきたね! ユニバーサルデザインという視点 ●障害のあるなしや年齢を問わず、誰にとっても暮らしやすい社会を目指す「ユニバーサルデザイン」という考え方が、日本でも広がりつつあります。「共用品」の商品開発や文字情報の提供などの企業サービスの分野でも「ユニバーサルデザイン」が認知され始めています。職場においても、障害者にとって快適で働きやすい環境は、一般従業員にとっても働きやすい環境であることを認識して、職場環境の見直しを進めることが必要です。実際に、聴覚障害者に対する円滑なコミュニケーションへの配慮によって、職場全体のコミュニケーションレベルが向上したという声もあがっています。 ●障害者とともに、誰もが働きやすい職場環境を整備していくという発想は、障害者の職場定着を促進するだけでなく、すべての従業員の働く喜びと意欲を向上させることにもつながります。 職場定着 スキルアップ・キャリアアップ@ 研修の機会と情報保障 このストーリーの主人公 海野大介さん(33歳) 東京商事 企画調査部勤務 勤続11年 生後まもなく失聴(障害等級2級) 山本直樹さん(35歳) 東京商事 管理部勤務 勤続11年 中途失聴(障害等級3級) ここ東京商事では例年 各セクションのリーダーとなる 人材を育成するため 入社10年以上の社員を 対象とする「キャリア研修」が 行われています 今年は 海野君と山本君の2人の 聴覚に障害のある社員の 参加も予定している! そこで「障害者職場定着 推進チーム」の諸君に 来てもらったわけだが 活発な意見を聞かせて もらいたい! 企画調査部の 海野さんは 最近は自分の企画を 提案したりして とても熱心ですよ 管理部の山本さんも 在職障害者の職業訓練 制度を利用して、障害者 職業能力開発校で OA研修を受けるなど よく頑張っていますよ 2人ともぜひ キャリア研修に 参加して キャリアアップしたい と積極的です なるほど 次世代のリーダーを 育成する この研修の役割は 大きいと思うよ 研修プログラムは セミナーとレポートの 作成ですね セミナーでは 情報保障が必要です せっかく 同じ機会が与えられても 情報保障がなければ 聴覚障害のない人と 同じように学ぶことは できません 参加者には 質問や意見を 活発に出して もらいたいと セミナーには特に力を 入れているんだ! 彼らの情報保障は どうしたらよいかね? 資料の配布や スクリーン映写だけでなく 手話のできる海野さんには 手話通訳者に ついてもらうと いいと思いますよ 手話通訳者 「話し言葉→手話」 「手話→話し言葉」で 手話通訳なら 質問や意見も 発表でき、相互の コミュニケーションが 可能です 手話ができない 山本さんには 要約筆記が必要 です パソコンを 使った筆記なら 速度も 速いです 要約筆記者 質問や意見は パソコン筆記してもらい プロジェクターで画面に 映し出す方法があります 最近は 音声認識ソフトを 使って 話している人の 言葉をリアルタイムに 画面に映し出す方法も あるんです! なるほど! その方法なら 全員の質問や意見が 活発になりそうだね 検討してみよう! 研修の機会の提供と情報保障 ●スキルアップ・キャリアアップを図るため、社員への研修を設ける場合には、聴覚障害社員にも他の社員と同様の研修の機会を提供することが必要です。 ●また、機会はあっても、その研修に情報の保障がされていなければ、聴覚障害社員はその希望と能力にもかかわらず、研修内容を他の社員と同様に学ぶことができず、その結果、他の社員に比べてスキルアップが難しくなってしまいます。 ●他の社員と同等の機会および情報量で研修を受けられることによってはじめて、社員がみな同じスタートラインに立てるといえます。 職場定着 スキルアップ・キャリアアップA 会議やミーティングでの配慮 「障害者を対象にした オンラインショッピング」 という海野の企画が 動き出したのだが… やはり 海野君を中心に この企画を進める のは無理です 部長! ほう あんなに 張り切って いたのに…!? ここにきて 問題が起きた のです! 営業部や関連会社との 打ち合わせや会議が増えた んですが、彼には会議が つらいようなんです 集中力が必要な ため、長時間の 会議は難しい! 3メートル以上 離れていると 「読話」しづらい! 正面からでないと 唇の動きが 見えない! 毎回、手話通訳を 手配することが難しく、 重要な会議では 常に誰かにメモを とってもらわなければ いけませんから それも申し訳ない という気持ちが あるようです うーむ そうか…! そうだ こうしよう! ここはひとつ 逆転の発想で 一度海野君に 合わせた 「バリアフリー会議」 をやってみてはどう だろう? バリアフリー 会議!? 企画調査部では 部長の提案で 「バリアフリー会議」を 進めることになった ☆集音システムや音声認識ソ フトを用いて発言を可視化 今日の会議は音声認識 ソフトを使ってみよう PCやタブレットで 文字を見られるので わかりやすいです  ☆発言者は挙手をして  1人ずつ話す はい! ☆30分ごに区切って休息を  入れ、その間に次に発表する  者が要点などをまとめる ☆決定事項はすぐに文書に  して全員に配付 本日の決定事項を まとめておいたよ ありがとう ございます いやあ、部長! バリアフリー会議 思っていた以上の 効果です! 会議の進行は スムーズですし 短時間で内容の 濃い会議ができる ようになりました! ほう! まさに 海野効果だね! 海野君のため だけじゃなく 他の社員にとっても いい効果が出て いますよ!! 会議での聴覚障害者への配慮 ●聴覚障害者にとって業務上困ることの1つが会議やミーティングです。広い場所で、多くの人たちが発言する会議では口話も難しく、また長時間に及ぶと集中力が低下して、話についていけなくなることもあります。 ●会議の途中で休憩を入れるなど進行ペースに配慮するほか、PCやタブレット等を用いて音声認識ソフトを活用したり、前もって内容を記したプリントを作成するなどもよい方法です。さらに詳しく話の内容を伝えるには、ノートテイクがより効果的です。 ●手話通訳者をおいて会議をするときは、手の動きが見やすいように、聴覚障害者のできるだけ正面から見える位置に席を用意します。照明も通訳者の正面からあたるようにします。 職場定着 スキルアップ・キャリアアップB モチベーション向上のための工夫 おめでとう!! 海野君 立派にキミの企画が 実現するんだね! ありがとう ございます いよいよ具体化に 向けて動き出し ます! やったね ! 外部の企業を 招いての説明会も みなさんの意見で 僕が話しました みんなが プロジェクター用の 説明資料をつくったり リハーサルもしてくれ 手話通訳も 手配してもらって 無事に終了する ことができました! 実は 僕からも いい報告が あるんです これを見てください! 係長に昇任したんです おめでとう! やったね きみの努力と キャリアが 評価された んだね おめでとう!! ともに働く 職場のために! もう一度 かんぱーい! キャリアを活かし、モチベーションを維持・向上するための工夫 ●キャリアアップをして管理職になった場合、部下への指示や会議での交渉など、周囲とコミュニケーションを図る機会が多くなります。コミュニケーション上の配慮を行うことによって、聴覚障害者も管理職の業務をこなすことは可能ですが、キャリアを活かし、かつモチベーションを維持・向上するために、本人と話し合いのうえ、以下のような工夫を行っている会社もあります。 ◇チームの中でリーダー的な役割を担ってもらう ◇専門技術を評価した形で、部下はおかないが管理職相当のポジションに登用をする その後― 職場の仲間の笑顔に かこまれながら ガリレオ電気の望月翔太さんは 社会人としての常識や 職業人としてのたくましさを 少しずつ身につけています 五味食品の木村美雪さんは 自分の状況をはっきりと 周囲に伝えることで 誤解がとけ、徐々に自信を 取り戻しつつあります 一時は離職も心配された 美装社の花田千穂さんは 今や後輩の相談に乗れるほど しっかりと職場に定着して います 東京商事の海野大介さんと 山本直樹さんは ときどき研修仲間と一緒に お酒を飲んで、将来の夢に ついて語り合っています それから… ガリレオ電気の夏目部長が 望月さんの後輩を採用すべく ハローワークの森さんを 訪ねました みんなそれぞれの仕事で しっかり花を咲かせて ほしいですね! 障害者雇用納付金制度に基づく 主な助成金一覧  障害者雇用納付金制度に基づく助成金、事業主等が障害者の雇用にあたって、施設・設備の整備等や適切な雇用管理を図るための特別な措置を行わなければ、障害者の新規雇入れや雇用の継続が困難であると認められる場合に、これらの事業主等に対して予算の範囲内で助成金を支給することにより、その一時的な経済的負担を軽減し、障害者の雇用の促進や雇用の継続を図ることを目的とするものです。  (注)この助成金制度における「労働者」とは、1週間の所定労働時間が20時間以上の者(精神障害者にあっては1週間の所定労働時間が15時間以上の者)をいいます。 また、「短時間労働者」とは、「労働者」のうち1週間の所定労働時間が20時間以上の者(精神障害者にあっては15時間以上30時間未満)である労働者をいいます。    各助成金の詳細は都道府県支部高齢・障害者業務課(東京、大阪は高齢・障害者窓口サービス課)(P.74)にお問い合わせください。    助成金の申請手続きや申請様式等については、機構ホームページ(https://www.jeed.go.jp)でもご確認いただくことができます。 ●障害者作業施設設置等助成金  障害者を労働者として雇い入れるか継続して雇用している事業主が、その障害者が障害を克服し、作業を容易に行うことができるよう配慮された作業施設、就労を容易にするために配慮されたトイレ、スロープ等の附帯施設もしくは作業を容易にするために配慮された作業設備(以下「作業施設等」といいます。)の設置または整備を行う場合に、その費用の一部を助成するものです。  なお、対象となる障害者が雇用され、または職場復帰もしくは人事異動等から6か月を越える期間が経過しており、作業施設等の設置または整備を行う十分な必要性がないと判断される場合は、助成対象とはなりません。 助 成 金  対象となる障害者 助成率 限 度 額 支給期間 @第1種作業施設設置等助成金  ○作業施設等の設置または整備 ・身体障害者 ・知的障害者 ・精神障害者 ※上記の障害者である在宅勤務者 2/3 ・障害者1人につき 450万円 (作業施設、附帯施設、作業設備の合計) ※作業設備の場合   障害者1人につき150万円 (中途障害者の場合は1人につき450万円) ・短時間労働者(重度身体障害者、重度知的障害者または精神障害者を除く)である場合の限度額は1人につき上記の半額 (1事業所あたり一会計年度につき合計 4,500万円) A第2種作業施設設置等助成金  ○作業施設等の賃借 ・障害者1人につき月13万円 ※作業設備の場合   障害者1人につき月5万円  (中途障害者の場合は1人につき13万円) ・短時間労働者(重度身体障害者、重度知的障害者または精神障害者を除く)である場合の限度額は1人につき上記の半額 3年間 (注)認定申請書の提出期限: @の助成金…作業施設等の設置または整備に係る契約(発注)予定日の前日まで、かつ、雇入れ日から起算して6か月以内、中途障害者にあっては、職場復帰の翌日から起算して6か月以内、人事異動等の場合にあっては、人事異動等の翌日から起算して6か月以内 Aの助成金…作業施設等の賃貸借契約日の翌日から3か月後まで ●障害者福祉施設設置等助成金 障害者を労働者として継続して雇用している事業主またはその事業主が加入している事業主の団体が、障害者である労働者の福祉の増進を図るため、障害者が利用できるよう配慮された保健施設、給食施設、教養文化施設等の福利厚生施設(以下「福祉施設等」といいます。)の設置または整備を行う場合に、その費用の一部を助成するものです。 対 象 と な る 障 害 者 助成率 限 度 額 ・身体障害者            ・知的障害者             ・精神障害者      ※上記の障害者である在宅勤務者 1/3 ・障害者1人につき 225万円 ・短時間労働者(重度身体障害者、重度知的障害者または精神障害者を除く)である場合の限度額は1人につき上記の半額 (1事業所または事業主の団体1団体あたり一会計年度につき合計2,250万円) (注)認定申請書の提出期限:福祉施設等の設置または整備に係る契約(発注)予定日の前日まで ●障害者介助等助成金  障害者を労働者として雇いいれるか継続して雇用している事業主が、障害の種類や程度に応じた適切な雇用管理のために必要な介助等の措置を行う場合に、その費用の一部を助成するものです。  なお、@およびBの助成金は、対象となる障害者が雇用されて1年以上経過しており、介助等に十分な必要性がないと判断される場合は、助成対象とはなりません。 助 成 金  対象となる障害者 助成率 限 度 額 支給期間 @職場介助者の配置または委嘱助成金  ○事務的業務に従事する視覚障害者、四肢機能障害者の業務遂行のために必要な職場介助者の配置または委嘱 ・2級以上の視覚障害者 ・2級以上の両上肢機能障害及び2級以上の両下肢機能障害を重複する者 ・3級以上の乳幼児期以前の非進行性の脳病変による上肢機能障害および3級以上の乳幼児期以前の非進行性の脳病変による移動機能障害を重複する者 ※上記の障害者である在宅勤務者 3/4 ・配置1人  月15万円 ・委嘱1人 1回 1万円       年150万円まで  10年間  ○事務的な業務以外に従事する視覚障害者の業務遂行のために必要な職場介助者の委嘱 ・委嘱1人 1回 1万円        年24万円まで   A職場介助者の配置または委嘱の継続措置に係る助成金 ○事務的な業務に従事する視覚障害者、四肢機能障害者の業務遂行のために必要な職場介助者の配置または委嘱 2/3 ・配置1人 月 13万円 ・委嘱1人 1回 9千円       年135万円まで 5年間 ○事務的な業務以外の業務に従事する視覚障害者の業務遂行のために必要な職場介助者の委嘱の継続 ・委嘱1人 1回 9千円       年22万円まで B手話通訳・要約筆記担当者の委嘱助成金 ○聴覚障害者の雇用管理に必要な手話通訳・要約筆記等担当者の委嘱 ・6級の聴覚障害者 3/4 ・委嘱1人 1回 6千円  年28万8千円まで (障害者9人までの場合) 10年間 (注)認定申請書の提出期限 @、Bの助成金…配置または委嘱する日の前日まで Aの助成金…@の助成金の支給期間の終了する日の前日まで 助成金 対象となる障害者 対象となる措置 対象額 支給回数 C障害者相談窓口担当者の配置助成金 ○障害者の合理的配慮に係る相談等に応じる者の増配置または委嘱 ・身体障害者 ・知的障害者 ・精神障害者 ※上記の障害者である在宅勤務者 新たに障害者相談窓口担当者を「増配置」 @専従の場合(2人まで) 1人につき月額8万円 ただし、障害者相談窓口担当者の給与月額(通勤手当等を含む総支給額をいいます。)に3分の1を乗じて得た額が8万円を下回る場合は、その額を支給額とします。(最大6か月) A兼任の場合(5人まで) 1人につき月額1万円 ただし、障害者相談窓口担当者の月額給与(通勤手当等を含む総支給額をいいます。)に10分の1を乗じて得た額が1万円を下回る場合は、その額を支給額とします。(中小企業:最大12か月、その他:最大6か月) 1回(事業所単位) 障害者相談窓口担当者が研修を受講 B専門機関等に研修の受講費として支払った額に3分の2を乗じて得た額(円未満切り捨て)(最大20万円) C研修を受講した障害者相談窓口担当者1人につき時間額700円(上限10時間かつ10人まで) ただし、@またはAの支給を受ける障害者相談窓口担当者には支給しない。 相談窓口業務等を専門機関に委託 委託経費として支払った額の3分の2 (上限月額かつ最大6か月) (注)認定申請書の提出期限:対象となる措置を行おうとする日の前日まで ●重度障害者等通勤対策助成金 重度身体障害者、知的障害者、精神障害者または通勤が特に困難と認められる身体障害者を労働者として雇い入れるまたは継続して雇用する事業主、またはこれらの重度障害者等を雇用している事業主を構成員とする事業主の団体が、これらの障害者の通勤を容易にするための措置を行う場合にその費用の一部を助成するものです。  なお、対象となる障害者が雇用されて6か月を越える期間が経過しており、その通勤を改めて容易にする必要がないと判断される場合は、中途障害者となった場合または障害の重度化が認められる場合もしくは人事異動等を除き、助成対象とはなりません。 助 成 金  対象となる障害者 助成率 限 度 額 支給期間 @住宅の賃借助成金  ○対象障害者用の住宅の賃借 ・重度身体障害者 ・3級の体幹機能障害者 ・3級の視覚障害者 ・3級または4級の下肢障害者 ・3級または4級の乳幼児期以前の非進行性の脳病変による移動機能障害者 ・5級の下肢障害、体幹機能障害、乳幼児期以前の非進行性の脳病変による移動機能障害のいずれか2つ以上重複する者 ・知的障害者 ・精神障害者 ※「A指導員の配置」 対象障害者が 「C通勤用バスの購入」 5人以上であ 「D通勤用バスの運転  ることが必要 従事者の委嘱」 3/4 ・世帯用 月 10万円 ・単身者用 月 6万円 10年間 A指導員の配置助成金  ○対象障害者用住宅への指導員の配置(事業主の団体を含む) ・配置1人 月 15万円 B住宅手当の支払助成金 ・障害者1人 月 6万円 C通勤用バスの購入助成金  ○対象障害者のための通勤用バスの購入(事業主の団体を含む) ・バス 1台 700万円 D通勤用バス運転従事者の委嘱助成金  ○対象障害者のための通勤用バスの運転に従事する者の委嘱(事業主の団体を含む) ・委嘱1人 1回6,000円 10年間 E通勤援助者の委嘱助成金 ○対象障害者の通勤を容易にする   ために指導、援助等を行う通勤 援助者の委嘱 ・委嘱1人 1回 2千円 ・交通費 1認定 3万円 1月間 F駐車場の賃借助成金 ○自ら運転する自動車により通勤することが必要な対象障害者に使用させるための駐車場の賃借 ・障害者1人 月 5万円 10年間 G通勤用自動車の購入助成金  ○自ら運転する自動車により通勤することが必要な対象障害者に使用させるための通勤用自動車の購入 ・2級以上の上肢障害者 ・2級以上の乳幼児期以前の非進行性の脳病変による上肢機能障害者 ・3級以上の体幹機能障害者 ・3級以上の心臓、じん臓もしくは呼吸器またはぼうこうもしくは直腸、小腸、ヒト免疫不全ウィルスによる免疫もしくは肝臓の機能の障害のある者 ・4級以上の下肢障害者 ・4級以上の乳幼児期以前の非進行性の脳病変による移動機能障害者 ・5級の下肢障害、体幹機能障害、乳幼児期以前の非進行性の脳病変による移動機能障害のいずれか2つ以上重複する者 ・購入 1台 150万円 (1級または2級の両上肢障害者の場合は1台250万円) (注)認定申請書の提出期限 C、Gの助成金…購入に係る契約(発注)予定日の前日まで @、Fの助成金…住宅、駐車場の賃貸借契約日の翌日から起算して3か月まで A、D、Eの助成金…配置または委嘱する日の前日まで Bの助成金…住宅手当を初めて支払った日の翌日から起算して3か月後まで ※E以外の助成金…上記の期限かつ、雇入れ日から起算して6か月以内、中途障害者にあっては、職場復帰の翌日から起算して6か月以内、人事異動等の場  合にあっては、人事異動の翌日から起算して6か月以内    助成金制度の対象となる障害者について 「対象となる障害者」の範囲は次のとおりです。 (1)身体障害者とは、原則として身体障害者福祉法施行規則別表第5号身体障害者障害程度等級表(以下「障害等級表」といいます)の障害等級が1級から6級までに掲げる身体上の障害がある者および7級に掲げる 身体上の障害が2以上重複している者をいいます。なお、重度の身体障害を有する重度身体障害者の範囲は、障害者の雇用の促進等に関する法律(以下「法」といいます)施行規則別表第1に該当する者で、障害等級表の1級または2級に該当する身体障害を有する者および身体障害を2以上重複して有することにより、障害等級表の2級に相当する身体障害を有するものと認められる者をいいます。 (2)知的障害者とは、児童相談所、知的障害者更生相談所、精神保健福祉センター、精神保健指定医または法第19条第1項の障害者職業センター(以下「知的障害者判定機関」といいます)により知的障害があると判定された者をいいます。なお、知的障害の程度が重い重度知的障害者の範囲は、知的障害者判定機関により知的障害の程度が重いと判定された者をいいます。 (3)精神障害者とは、法第2条第6号に規定する精神障害者であって、次のイまたはロに掲げる者で症状が安定し、就労が可能な状態にあるものをいいます。 イ 精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている者 ロ 統合失調症、そううつ病又はてんかんにかかっている者(イに掲げる者に該当する者を除きます。)なお、ロに掲げる者にあっては、次の(イ)から(ハ)のいずれかに掲げる者をいいます。 (イ) 公共職業安定所の紹介に係る者 (ロ) 当該事業主の事業所において、障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律(平成22年法律第71号)第6条の規定による改正前の精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(昭和25年法律第123号)第49条の1に規定する精神障害者社会適応訓練を受けた者 (ハ) 障害者職業センターにおける職場復帰(労働者が精神障害者となった後、当該労働者が精神障害となった時に雇用している事業主等の事業所において就労することをいいます。)のための職業リハビリテーション措置を受けている者 (4)中途障害者とは、労働者のうち、事業主等に雇用された後に、身体障害者となった者(身体障害者にあっては、異なる身体障害を有することとなった者または身体障害の程度が重くなった者を含みます。)または精神障害者となった者であって、職場復帰(当該労働者が障害者となったときに雇用している事業主等の事業所において就労することをいいます。)を行うものをいいます。 (5)上記(1)から(4)に掲げる障害者である在宅勤務者とは、労働者であって、その労働日の全部または大部分を当該事業所に通勤することなく自宅において従事する者をいいます。この場合、在宅勤務者は事業主等との間に雇用関係が明確に認められるものであって、在宅勤務者の業務内容、指揮命令系統、就業内容等の要件をすべて満たしていることが必要となります。 個人情報の保護について 助成金の申請のために支給対象障害者等の個人情報を取得、利用および機構に提供するにあたっては、個人情報保護の観点から、「個人情報の保護に関する法律」に従うとともに、厚生労働省の策定した「プライバシーに配慮した障害者の把握・確認ガイドライン」(厚生労働省ホームページ参照)に準じて、以下の取扱いをしてください。 (1)助成金の申請のために、新たに障害者であること、障害者手帳等の所持、障害の状況等を把握・確認し、その個人情報を機構に提供する場合には、本人に照会するにあたり、助成金の申請のために用いる等の利用目的等を明示し、同意を得てください。 (2)助成金の申請以外の目的(障害者雇用状況報告、他の助成金の申請など)で取得した個人情報を、助成金等の申請のために機構に提供するにあたっては、助成金の申請のために用いる等の利用目的等を明示し、同意を得てください。 (3) (1)または(2)の同意を得るにあたり、明示すべき事項は以下のとおりです。 @ 助成金の申請のために機構に提供するという利用目的 A @の申請等に必要な個人情報の内容 B 助成金の支給請求が複数回にわたる場合は、原則としてすべての支給請求において利用するものであること C 助成金の支給にあたり、機構から照会、調査等があった場合は、個人情報を提供する場合があること D 利用目的の達成に必要な範囲内で、障害等級の変更や精神障害者保健福祉手帳の有効期限等について確認を行う場合があること E 障害者手帳等を返却した場合、または障害等級の変更があった場合は、その旨人事担当者まで申し出てほしいこと F 障害者本人に対する公的支援策や企業による支援策 ※Fについては、あわせて伝えることが望ましい。 (4)(1)または(2)の同意を得るにあたっては、照会への 回答または障害者手帳等の取得・提出、同意等を強要しないようにしてください。 (5)(1)及び(2)の同意を得るにあたっては、他の目的で個人情報を取得する際に、あわせて同意を得るようなことはしないでください。あくまで、助成金の申請時に、別途の手順を踏んで同意を得るようにしてください。 支援機関 一覧 地域障害者職業センター (独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構)  障害者職業カウンセラーが配置され、公共職業安定所等の関係機関との密接な連携の下、各都道府県における中核的な職業リハビリテーション機関として、地域に密着した職業リハビリテーションサービスを実施しています。 名称 〒 所在地 電話番号 FAX番号 北海道 障害者職業センター 001-0024 札幌市北区北二十四条西5-1-1 札幌サンプラザ5階 011-747-8231 011-747-8134 北海道障害者職業センター旭川支所 070-0034 旭川市四条通8丁目右1号 LEE旭川ビル5階 0166-26-8231 0166-26-8232 青 森 障害者職業センター 030-0845 青森市緑2-17-2 017-774-7123 017-776-2610 岩 手 障害者職業センター 020-0133 盛岡市青山4-12-30 019-646-4117 019-646-6860 宮 城 障害者職業センター 983-0836 仙台市宮城野区幸町4-6-1 022-257-5601 022-257-5675 秋 田 障害者職業センター 010-0944 秋田市川尻若葉町4-48 018-864-3608 018-864-3609 山 形 障害者職業センター 990-0021 山形市小白川町2-3-68 023-624-2102 023-624-2179 福 島 障害者職業センター 960-8054 福島市三河北町7-14 福島職業能力開発促進センター内 024-526-1005 024-535-1000 茨 城 障害者職業センター 309-1703 笠間市鯉淵6528-66 0296-77-7373 0296-77-4752 栃 木 障害者職業センター 320-0865 宇都宮市睦町3-8 028-637-3216 028-637-3190 群 馬 障害者職業センター 379-2154 前橋市天川大島町130-1 ハローワーク前橋3階 027-290-2540 027-290-2541 埼 玉 障害者職業センター 338-0825 さいたま市桜区下大久保136-1 048-854-3222 048-854-3260 千 葉 障害者職業センター 261-0001 千葉市美浜区幸町1-1-3 ハローワーク千葉4階 043-204-2080 043-204-2083 東 京 障害者職業センター 110-0015 台東区東上野4-27-3 上野トーセイビル3階 03-6673-3938 03-6673-3948 東京障害者職業センター多摩支所 190-0012 立川市曙町2-38-5 立川ビジネスセンタービル5階 042-529-3341 042-529-3356 神奈川 障害者職業センター 252-0315 相模原市南区桜台13-1 042-745-3131 042-742-5789 新 潟 障害者職業センター 950-0067 新潟市東区大山2-13-1 025-271-0333 025-271-9522 富 山 障害者職業センター 930-0004 富山市桜橋通り1-18 北日本桜橋ビル7階 076-413-5515 076-413-5516 石 川 障害者職業センター 920-0901 金沢市彦三町1-2-1 アソルティ金沢彦三2階 076-225-5011 076-225-5017 福 井 障害者職業センター 910-0026 福井市光陽2-3-32 0776-25-3685 0776-25-3694 山 梨 障害者職業センター 400-0864 甲府市湯田2-17-14 055-232-7069 055-232-7077 長 野 障害者職業センター 380-0935 長野市中御所3-2-4 026-227-9774 026-224-7089 岐 阜 障害者職業センター 502-0933 岐阜市日光町6-30 058-231-1222 058-231-1049 静 岡 障害者職業センター 420-0851 静岡市葵区黒金町59-6 大同生命静岡ビル7階 054-652-3322 054-652-3325 愛 知 障害者職業センター 460-0003 名古屋市中区錦1-10-1 MIテラス名古屋伏見5階 052-218-2380 052-208-2379 愛知障害者職業センター豊橋支所 440-0888 豊橋市駅前大通り1-27 MUS豊橋ビル6階 0532-56-3861 0532-56-3860 三 重 障害者職業センター 514-0002 津市島崎町327-1 ハローワーク津3階 059-224-4726 059-224-4707 滋 賀 障害者職業センター 525-0027 草津市野村2-20-5 077-564-1641 077-564-1663 京 都 障害者職業センター 600-8235 京都市下京区西洞院通塩小路下る東油小路町803 ハローワーク京都七条5階 075-341-2666 075-341-2678 大 阪 障害者職業センター 541-0056 大阪市中央区久太郎町2-4-11 クラボウアネックスビル4階 06-6261-7005 06-6261-7066 大阪障害者職業センター南大阪支所 591-8025 堺市北区長曽根町130-23 堺商工会議所5階 072-258-7137 072-258-7139 兵 庫 障害者職業センター 657-0833 神戸市灘区大内通5-2-2 ハローワーク灘3階 078-881-6776 078-881-6596 奈 良 障害者職業センター 630-8014 奈良市四条大路4-2-4 0742-34-5335 0742-34-1899 和歌山 障害者職業センター 640-8323 和歌山市太田130-3 073-472-3233 073-474-3069 鳥 取 障害者職業センター 680-0842 鳥取市吉方189 0857-22-0260 0857-26-1987 島 根 障害者職業センター 690-0877 松江市春日町532 0852-21-0900 0852-21-1909 岡 山 障害者職業センター 700-0821 岡山市北区中山下1-8-45 NTTクレド岡山ビル17階  086-235-0830 086-235-0831 広 島 障害者職業センター 732-0052 広島市東区光町2-15-55 広島市児童総合相談センター2階 082-263-7080 082-263-7319 山 口 障害者職業センター 747-0803 防府市岡村町3-1 0835-21-0520 0835-21-0569 徳 島 障害者職業センター 770-0823 徳島市出来島本町1-5 ハローワーク徳島4・5階 088-611-8111 088-611-8220 香 川 障害者職業センター 760-0055 高松市観光通2-5-20 087-861-6868 087-861-6880 愛 媛 障害者職業センター 790-0808 松山市若草町7-2 089-921-1213 089-921-1214 高 知 障害者職業センター 781-5102 高知市大津甲770-3 088-866-2111 088-866-0676 福 岡 障害者職業センター 810-0042 福岡市中央区赤坂1-6-19 ワークプラザ赤坂5階 092-752-5801 092-752-5751 福岡障害者職業センター北九州支所 802-0066 北九州市小倉北区萩崎町1-27 093-941-8521 093-941-8513 佐 賀 障害者職業センター 840-0851 佐賀市天祐1-8-5 0952-24-8030 0952-24-8035 長 崎 障害者職業センター 852-8104 長崎市茂里町3-26 095-844-3431 095-848-1886 熊 本 障害者職業センター 862-0971 熊本市中央区大江6-1-38 ハローワーク熊本4階 096-371-8333 096-371-8806 大 分 障害者職業センター 874-0905 別府市上野口町3088-170 0977-25-9035 0977-25-9042 宮 崎 障害者職業センター 880-0014 宮崎市鶴島2-14-17 0985-26-5226 0985-25-6425 鹿児島 障害者職業センター 890-0063 鹿児島市鴨池2-30-10 099-257-9240 099-257-9281 沖 縄 障害者職業センター 900-0006 那覇市おもろまち1-3-25 沖縄職業総合庁舎5階 098-861-1254 098-861-1116 広域障害者職業センター (独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構)  全国の広範な地域から障害者を受け入れ、職業評価、職業指導、職業訓練などの職業リハビリテーションを実施し、その成果に基づく指導技法などを他の障害者職業能力開発校等へ提供しています。 名称 〒 所在地 電話番号 FAX番号 " 国立職業リハビリテーションセンター (中央障害者職業能力開発校)" 359-0042 埼玉県所沢市並木4-2 04-2995-1711 04-2995-1052 " 国立吉備高原職業リハビリテーションセンター (吉備高原障害者職業能力開発校)" 716-1241 岡山県加賀郡吉備中央町吉川7520 0866-56-9000 0866-56-7636 中央障害者雇用情報センター (独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構)  民間企業の経験等を有する障害者雇用支援ネットワークコーディネーター及び就労支援機器アドバイザーが、企業の規模や業種の特性に応じた雇用管理や就労支援機器の活用等に関する相談・援助を行っています。 名称 〒 所在地 電話番号 FAX番号 中央障害者雇用情報センター 130-0022 東京都墨田区江東橋2-19-12 ハローワーク墨田5階 03-5638-2792 03-5638-2282 職業能力開発校  (国立・県立)  障害者の種類・程度に対応した職業訓練を行っています。 名称 〒 所在地 電話番号 FAX番号 北海道 障害者職業能力開発校 073-0115 砂川市焼山60 0125-52-2774 0125-52-9177 宮 城 障害者職業能力開発校 981-0911 仙台市青葉区台原5-15-1 022-233-3124 022-233-3125 " 中 央 障害者職業能力開発校 (国立職業リハビリテーションセンター)" 359-0042 所沢市並木4-2 04-2995-1711 04-2995-1052 東 京 障害者職業能力開発校 187-0035 小平市小川西町2-34-1 042-341-1411 042-341-1451 神奈川 障害者職業能力開発校 252-0315 相模原市南区桜台13-1 042-744-1243 042-740-1497 石 川 障害者職業能力開発校 921-8836 野々市市末松2-245 076-248-2235 076-248-2236 愛 知 障害者職業能力開発校 441-1231 豊川市一宮町上新切33-14 0533-93-2102 0533-93-6554 大 阪 障害者職業能力開発校 590-0137 堺市南区城山台5-1-3 072-296-8311 072-296-8313 兵 庫 障害者職業能力開発校 664-0845 伊丹市東有岡4-8 072-782-3210 072-782-7081 " 吉備高原 障害者職業能力開発校 (国立吉備高原職業リハビリテーションセンター )" 716-1241 加賀郡吉備中央町吉川7520 0866-56-9000 0866-56-7636 広 島 障害者職業能力開発校 734-0003 広島市南区宇品東4-1-23 082-254-1766 082-254-1716 福 岡 障害者職業能力開発校 808-0122 北九州市若松区大字蜑住1728-1 093-741-5431 093-741-1340 鹿児島 障害者職業センター 895-1402 薩摩川内市入来町浦之名1432 0996-44-2206 0996-44-2207 青森県立障害者職業訓練校 036-8253 弘前市緑ヶ丘1-9-1 0172-36-6882 0172-36-7255 千葉県立障害者高等技術専門校 266-0014 千葉市緑区大金沢町470 043-291-7744 043-291-7745 静岡県立あしたか職業訓練校 410-0301 沼津市宮本5-2 055-924-4380 055-924-7758 京都府立京都障害者高等技術専門校 612-8416 京都市伏見区竹田流池町121-3 075-642-1510 075-642-1520 兵庫県立障害者高等技術専門学院 651-2134 神戸市西区曙町1070 078-927-3230 078-928-5512 都道府県支部 高齢・障害者業務課、高齢・障害者窓口サービス課 (独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構)  高年齢者の雇用に関する相談・援助、高年齢者、障害者雇用に関する助成金の受付、障害者雇用納付金等の申告申請の受付、地方アビリンピックの開催等の業務を行っています。 都道府県 名称 〒 所在地 電話番号 FAX番号 北海道 高齢・障害者業務課 063-0804 札幌市西区二十四軒4条1−4−1 北海道職業能力開発促進センター内 011-622-3351 011-622-3354 青 森 高齢・障害者業務課 030-0822 青森市中央3−20−2 青森職業能力開発促進センター内 017-721-2125 017-721-2127 岩 手 高齢・障害者業務課 020-0024 盛岡市菜園1−12−18 盛岡菜園センタービル3階  019-654-2081 019-654-2082 宮 城 高齢・障害者業務課 985-8550 宮城県多賀城市明月2ー2−1 宮城職業能力開発促進センター内 022-361-6288 022-361-6291 秋 田 高齢・障害者業務課 010-0101 潟上市天王字上北野4-143 秋田職業能力開発促進センター内 018-872-1801 018-873-8090 山 形 高齢・障害者業務課 990-2161 山形市漆山1954 山形職業能力開発促進センター内 023-674-9567 023-687-5733 福 島 高齢・障害者業務課 960-8054 福島市三河北町7−14 福島職業能力開発促進センター内 024-526-1510 024-526-1513 茨 城 高齢・障害者業務課 310-0803 水戸市城南1−4−7 第五プリンスビル5階 029-300-1215 029-300-1217 栃 木 高齢・障害者業務課 320-0072 宇都宮市若草1−4−23 栃木職業能力開発促進センター内 028-650-6226 028-623-0015 群 馬 高齢・障害者業務課 379-2154 前橋市天川大島町130−1 ハローワーク前橋3階 027-287-1511 027-287-1512 埼 玉 高齢・障害者業務課 336-0931 さいたま市緑区原山2−18−8 埼玉職業能力開発促進センター 本館4階 048-813-1112 048-813-1114 千 葉 高齢・障害者業務課 261-0001 千葉市美浜区幸町1−1−3 ハローワーク千葉5階 043-204-2901 043-204-2904 東 京 "高齢・障害者業務課 高齢・障害者窓口サービス課" 130-0022 墨田区江東橋2−19−12 ハローワーク墨田5階 03-5638-2284 03-5638-2282 神奈川 高齢・障害者業務課 241-0824 横浜市旭区南希望が丘78 関東職業能力開発促進センター内 045-360-6010 045-360-6011 新 潟 高齢・障害者業務課 951-8061 新潟市中央区西堀通6−866 NEXT21ビル12階 025-226-6011 025-226-6013 富 山 高齢・障害者業務課 933-0982 富山県高岡市八ケ55 富山職業能力開発促進センター内 0766-26-1881 0766-26-8022 石 川 高齢・障害者業務課 920-0352 金沢市観音堂町へ1 石川職業能力開発促進センター内 076-267-6001 076-267-6084 福 井 高齢・障害者業務課 915-0853 越前市行松町25−10 福井川職業能力開発促進センター内 0778-23-1021 0778-23-1055 山 梨 高齢・障害者業務課 400-0854 甲府市中小河原町403−1 山梨職業能力開発促進センター内 055-242-3723 055-242-3721 長 野 高齢・障害者業務課 381-0043 長野市吉田4−25−12 長野職業能力開発促進センター内 026-258-6001 026-243-2077 岐 阜 高齢・障害者業務課 500-8842 岐阜市金町5−25 G-frontU7階 058-265-5823 058-266-5329 静 岡 高齢・障害者業務課 422-8033 静岡市駿河区登呂3-1-35 静岡職業能力開発促進センター内 054-280-3622 054-280-3623 愛 知 高齢・障害者業務課 460-0003 名古屋市中区錦1−10−1 MIテラス名古屋伏見4階 052-218-3385 052-218-3389 三 重 高齢・障害者業務課 514-0002 津市島崎町327−1 ハローワーク津2階 059-213-9255 059-213-9270 滋 賀 高齢・障害者業務課 520-0856 大津市光が丘町3−13 滋賀職業能力開発促進センター内 077-537-1214 077-537-1215 京 都 高齢・障害者業務課 617-0843 長岡京市友岡1−2−1 京都職業能力開発促進センター内 075-951-7481 075-951-7483 大 阪 "高齢・障害者業務課 高齢・障害者窓口サービス課" 566-0022 大阪府摂津市三島1-2-1 関西職業能力開発促進センター内 06-7664-0782 06-7664-0645 兵 庫 高齢・障害者業務課 661-0045 神戸市尼崎市武庫豊町3−1−50 兵庫職業能力開発促進センター内 06-6431-8201 06-6431-18220 奈 良 高齢・障害者業務課 634-0033 橿原市城殿町433 奈良職業能力開発促進センター内 0744-22-5232 0744-22-5234 和歌山 高齢・障害者業務課 640-8483 和歌山市園部1276 和歌山職業能力開発促進センター内 073-462-6900 073-462-6810 鳥 取 高齢・障害者業務課 689-1112 鳥取市若葉台南7−1−11 鳥取職業能力開発促進センター内 0857-52-8803 0857-52-8785 島 根 高齢・障害者業務課 690-0001 松江市東朝日町267 島根職業能力開発促進センター内 0852-60-1677 0852-60-1678 岡 山 高齢・障害者業務課 700-0951 岡山市北区田中580 岡山職業能力開発促進センター内 086-241-0166 086-241-0178 広 島 高齢・障害者業務課 730-0825 広島市中区光南5−2−65 広島職業能力開発促進センター内 082-545-7150 082-545-7152 山 口 高齢・障害者業務課 753-0861 山口市矢原1284−1 山口職業能力開発促進センター内 083-995-2050 083-995-2051 徳 島 高齢・障害者業務課 770-0823 徳島市出来島本町1−5 ハローワーク徳島5階 088-611-2388 088-611-2390 香 川 高齢・障害者業務課 761-8063 高松市花ノ宮町2−4−3 香川職業能力開発促進センター内 087-814-3791 087-814-3792 愛 媛 高齢・障害者業務課 791-8044 松山市西垣生町2184 愛媛職業能力開発促進センター内 089-905-6780 089-905-6781 高 知 高齢・障害者業務課 780-8010 高知市桟橋通4−15−68 高知職業能力開発促進センター内 088-837-1160 088-837-1163 福 岡 高齢・障害者業務課 810-0042 福岡市中央区赤坂1−10−17 しんくみ赤坂ビル6階 092-718-1310 092-718-1314 佐 賀 高齢・障害者業務課 849-0911 佐賀市兵庫町大字若宮1042−2 佐賀職業能力開発促進センター内 0952-37-9117 0952-37-9118 長 崎 高齢・障害者業務課 854-0062 諫早市小船越町1113 長崎職業能力開発促進センター内 0957-35-4721 0957-35-4723 熊 本 高齢・障害者業務課 861-1102 熊本県合志市須屋2505-3 熊本職業能力開発促進センター内 096-249-1888 096-249-1889 大 分 高齢・障害者業務課 870-0131 大分市皆春1483−1 大分職業能力開発促進センター内 097-522-7255 097-522-7256 宮 崎 高齢・障害者業務課 880-0916 宮崎市大字恒久4241 宮崎職業能力開発促進センター内 0985-51-1556 0985-51-1557 鹿児島 高齢・障害者業務課 890-0068 鹿児島市東郡元町14−3 鹿児島職業能力開発促進センター内 099-813-0132 099-250-5152 沖 縄 高齢・障害者業務課 900-0006 那覇市おもろまち1−3−25 沖縄職業総合庁舎4階 098-941-3301 098-941-3302 財団法人全日本ろうあ連盟加盟団体  聴覚障害に関するお問合せがありましたら、ご連絡ください。  聴覚障害に関するお問合せがありましたら、ご連絡ください。  出典元:一般財団法人全日本ろうあ連盟HP「加盟団体一覧」https://www.jfd.or.jp/about/kamei  令和元年12月16日現在 団体名 〒 所在地 電話番号 FAX番号 ◇北海道 (公社)北海道ろうあ連盟 060-0002 札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センター4F 011-221-2695 011-281-1289 ◇東北 (一社)青森県ろうあ協会 030-0944 青森市筒井字八ツ橋 76-9 県聴覚障害者情報センター内 017-728-2279 017-728-2273 (一社)岩手県聴覚障害者協会 020-0831 盛岡市三本柳13地割42番1号 019-601-2020 019-601-2021 (一社)宮城県聴覚障害者協会 983-0836 仙台市宮城野区幸町4-6-2 宮城県障害者福祉センター内 022-293-5531 022-293-5532 (一社)秋田県聴力障害者協会 010-0922 秋田市旭北栄町1-5 県社会福祉会館1F 018-864-2782 018-864-2782 (一社)山形県聴覚障害者協会 990-0021 山形市小白川町2-3-30 山形県聴覚障がい者情報支援センター内 023-615-3582 023-615-3583 (一社)福島県聴覚障害者協会 960-8141 福島市渡利字七社宮111 県総合社会福祉センター内 024-522-0681 024-563-6228 ◇関東 (一社)茨城県聴覚障害者協会 310-0844 水戸市住吉町349-1 県立聴覚障害者福祉センター「やすらぎ」内 029-248-0882 029-246-0998 (一社)栃木県聴覚障害者協会 320-8508 宇都宮市若草1-10-6 とちぎ福祉プラザ内 028-621-8010 028-621-7896 (一社)群馬県聴覚障害者連盟 371-0843 前橋市新前橋町13-12 県社会福祉総合センター内 027-255-6404 027-255-6870 (一社)埼玉県聴覚障害者協会 330-8522 さいたま市浦和区大原3-10-1 県障害者交流センター内 048-824-5277 048-825-0774 (社福)千葉県聴覚障害者協会 260-0022 千葉市中央区神明町204-12 043-308-6372 043-308-5562 "(公社)東京聴覚障害者総合支援機構   東京都聴覚障害者連盟" 150-0011 渋谷区東1-23-3 東京聴覚障害者自立支援センター1F 03-5464-6055〜6 03-5464-6057 (一社)神奈川県聴覚障害者連盟 251-0052 藤沢市藤沢933-2 神奈川県聴覚障害者福祉センター内  − 0466-26-5454 (一社)山梨県聴覚障害者協会 400-0053 甲府市大里町4225-1 コアタウン6号 055-269-6694 055-269-6695 ◇北信越 (一社)新潟県聴覚障害者協会 950-0121 新潟市江南区亀田向陽1-9-1 新潟ふれ愛プラザ内 025-381-1956 025-381-4699 (社福)長野県聴覚障害者協会 381-0008 長野市下駒沢586 県障害者福祉センター内 026-295-3612 026-295-3610 (社福)富山県聴覚障害者協会 930-0806 富山市木場町2-21 富山県聴覚障害者センター 076-441-7331 076-441-7305 (社福)石川県聴覚障害者協会 920-0964 金沢市本多町3-1-10 県聴覚障害者センター内 076-264-8615 076-261-3021 福井県ろうあ協会 910-0026 福井市光陽2-3-22 県社会福祉センター内 0776-22-2538 0776-22-0321 ◇東海 (一社)岐阜県聴覚障害者協会 500-8384 岐阜市薮田南5-14-53 岐阜県県民ふれあい会館6階 058-278-1301 058-274-1800 (公社)静岡県聴覚障害者協会 420-0856 静岡市葵区駿府町1-70 県総合社会福祉会館5F 054-254-6303 054-254-6294 (一社)愛知県聴覚障害者協会 460-0001 名古屋市中区三の丸1-7-2 桜華会館内 052-221-8545 052-221-8154 (一社)三重県聴覚障害者協会 514-0003 津市桜橋2-131 県社会福祉会館内 059-229-8540 059-223-4330 ◇近畿 (一社)滋賀県ろうあ協会 525-0032 草津市大路2-11-33 県立聴覚障害者センター2F 077-564-7722 077-564-4157 (一社)京都府聴覚障害者協会 604-8437 京都市中京区西ノ京東中合町2番地 京都市聴覚言語障害センター気付 075-432-7705 075-841-8433 (公社)大阪聴力障害者協会 540-0012 大阪市中央区谷町5-4-13 大阪府谷町福祉センター大阪ろうあ会館内 06-6761-1394 06-6768-3833 (公社)兵庫県聴覚障害者協会 650-0022 神戸市中央区元町通6-1-1 栄ビル8F  078-371-5613 078-371-0277 (一社)奈良県聴覚障害者協会 634-0061 橿原市大久保町320-11 県社会福祉総合センター内 0744-29-0133 0744-29-0134 (一社)和歌山県聴覚障害者協会 640-8319 和歌山市手平2-1-2 和歌山ビッグ愛6階 073-488-5243 073-488-5233 ◇中国 (公社)鳥取県聴覚障害者協会 683-0845 米子市旗ケ崎6丁目19-48 0859-30-3720 0859-30-3131 島根県ろうあ連盟 690-0011 松江市東津田町1741-3 いきいきプラザ島根2F 0852-32-5959 0852-32-5922 (公社)岡山県聴覚障害者福祉協会 700-0807 岡山市北区南方2-13-1 岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館(きらめきプラザ)4F 086-224-2275 086-224-2270 (一社)広島県ろうあ連盟 734-0007 広島市南区皆実町1丁目6-29 広島県健康福祉センター2F 082-252-0303 082-252-0309 (一社)山口県ろうあ連盟 747-1221 山口市鋳銭司南原2364-1 県聴覚障害者情報センター 083-986-2818 083-963-4380 ◇四国 (特非)徳島県聴覚障害者福祉協会 770-0005 徳島市南矢三町2-1-59 徳島県立障害者交流プラザ内 088-631-1666 088-631-1666 (公社)香川県聴覚障害者協会 761-8074 高松市太田上町405-1 県聴覚障害者福祉センター内 087-868-9200 087-868-9201 愛媛県聴覚障害者協会 790-0811 松山市本町6-11-5 県視聴覚福祉センター内 089-923-7928 089-923-7928 (一社)高知県聴覚障害者協会 780-0928 高知市越前町2-4-5-3F 088-822-2794 088-875-5307 ◇九州 (社福)福岡県聴覚障害者協会 816-0804 春日市原町3-1-7 クローバープラザ3F 092-582-2414 092-582-2419 (一社)佐賀県聴覚障害者協会 840-0826 佐賀市白山2丁目1-12 佐賀商工ビル4F 0952-22-7307 0952-22-7307 (一社)長崎県ろうあ協会 852-8114 長崎市橋口町10-22 長崎県聴覚障害者情報センター 095-847-2681 095-847-2572 (一財)熊本県ろう者福祉協会 862-0950 熊本市中央区水前寺6-9-4 熊本聴覚障害者総合福祉センター内 096-383-5587 096-384-5937 (社福)大分県聴覚障害者協会 870-0907 大分市大津町1-9-5 大分県聴覚障害者センター内 097-551-2152 097-556-0556 (社福)宮崎県聴覚障害者協会 880-0051 宮崎市江平西2-1-20 県立聴覚障害者センター内 0985-38-8733 0985-29-2279 (一社)鹿児島県聴覚障害者協会 890-0021 鹿児島市小野1-1-1 「ハートピアかごしま」3F 099-228-2016 099-228-6357 (一社)沖縄県聴覚障害者協会 903-0804 那覇市首里石嶺町4-373-1 沖縄県総合福祉センター西棟3F 098-886-8355 098-882-5911 (一財)全日本ろうあ連盟本部事務所 162-0801 新宿区山吹町130 SKビル8F 03-3268-8847 03-3267-3445 (一財)全日本ろうあ連盟京都事務所 602-0901 京都市上京区室町通今出川下ル 繊維会館内 075-441-6079 075-441-6147 障害者雇用に役立つ資料等 (独)高齢・障害・求職者雇用支援機構では、事業主に役立つマニュアルなどの各種資料の配布や、障害者雇用に関するDVDの貸出し、就労支援機器の貸出しを行っておりますのでご活用ください。 1 マニュアル、好事例集等 コミック版 聴覚障害者と働く 雇用管理全般に関するノウハウをコミック形式で紹介 聴覚障害者のための職場改善に関する好事例集 企業が取り組んだ雇用管理や職場環境の整備など様々な改善好事例を紹介 2 障害者雇用事例リファレンスサービス 障害者雇用について創意工夫等を行い積極的に取り組んでいる企業の事例や、合理的配慮の提供に関する事例をホームページで紹介しています。 業種別、障害種別、従業員規模別等で雇用事例を検索することができます。 https://www.ref.jeed.go.jp/ 3 障害者雇用支援人材ネットワークシステム 障害者雇用に関し、労務管理、医療、建築など様々な分野の専門家「障害者雇用管理サポーター」が、企業の皆様のご相談に応じ、支援を行っています。 「障害者雇用支援人材ネットワークシステム」を通じて支援を受けたいサポーターを探すことができ、検索後、ご自身で直接連絡を行うことができます。 https://shienjinzai.jeed.go.jp/ 4 DVDの貸出し 障害者雇用事業所の取組をDVDにまとめ事業主に貸し出しています。障害者が実際に働く姿や職場での具体的工夫の内容を動画でみることができます。 貸出しの概要、DVDのリスト、借用申請書はホームページに掲載しています。 https://www.jeed.go.jp/disability/data/handbook/dvd/index.html 5 就労支援機器の貸出し  障害者を雇用している、または雇用しようとしている事業主に対して、障害者の就労を容易にするための支援機器の貸出しを行っています。 貸出しの概要、貸出対象機器、貸出申請書類はホームページに掲載しています。 https://www.kiki.jeed.go.jp/   <貸し出している機器の一例>デジタル補聴システム、対話支援システム、携帯型信号受信システム、電話音量増幅器 お問合せ: (独)高齢・障害・求職者雇用支援機構 雇用開発推進部雇用開発課 ・ マニュアル、好事例集等           TEL 043-297-9513 ・ 障害者雇用事例リファレンスサービス     FAX 043-297-9547 ・ 障害者雇用支援人材ネットワークシステム 中央障害者雇用情報センター ・ DVDの貸出し         TEL 03-5638-2792 ・ 就労支援機器の貸出し            FAX 03-5638-2282 障害者雇用マニュアル(コミック版) 聴覚障害者と働く ともに働く喜びを感じる職場づくりのために 平成12年3月 発行 令和2年2月版 企画・発行 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉3-1-3 (障害者職業総合センター内) TEL.043-297-9513(雇用開発推進部雇用開発課) FAX.043-297-9547 ホームページURL https://www.jeed.go.jp/ 誰もが職業をとおして社会参加できる「共生社会」を目指しています